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昨日は大好きな歌手の一人である湖東美歌さんのコンサートにいってきました。
CD発売記念コンサート
CDのタイトルでもある「私の宝物~My Tresure」
やっぱり美歌さんの歌は素敵。
美歌さんは私の昔からのヴォーカルの先生でもある深町エリ先生の古くからの友人でもあるので、私も以前からよくライヴに行ったりしてました。
今回はちょっと久しぶりになってしまったけど、相変わらずうまい。
小さく細い体なのにパワフルな声で歌うし、リズムも心地いいし、そしてとってもキュート。
基本的にはjazzシンガーで、英語よりも自分で日本語の訳詩をつけて歌うことが多いです。
今回はjazzだけでなく、シャンソン、ブルース、ラテン、タンゴ、日本の歌謡曲&ポップスなどを美歌流に美歌さんなりの歌で表現していました。
美歌さんの歌を聴いていつも思うけど、すごく難しい歌も歌っているのに聴き心地がよくて、難しく聴こえない。
それは美歌さんが自分の歌としてちゃんと歌いこなしているからだろうな。
そして体もすごく鍛えていて、歌う体にしている。
ものすごい努力家の人だと思います。
そう、歌は体を使って歌うのです。
口先だけで歌っている歌手もたくさんいるけど、きちんとした発声ができている歌手の歌は全然違います。
CDのタイトルでもある曲「私の宝物」は、美歌さんが去年亡くなったお母様を想って書いた詩。
とってもとっても大事に歌ってました。
そしてとても心に響きました。
3年前、同じこの劇場”あうるすぽっと”でやったときは美歌さんのお母様がちゃんと観にいらしてて、客席に向かって「ママ~」といって、お母様も笑顔で手をふっていらっしゃいました。
そんな光景を思い出して、ウルっときてしまいました。
美歌さん、これからもいい歌を聴かせてください。
それにしても今歌の世界も大変。
美歌さんでさえもホールにお客様を呼ぶのが大変で、次回からホールにするのを考えようかと思ってます、と言ってました。
お店の歌手もお客様を呼ぶのに結構苦労してます。
もちろん歌を楽しみに聴きにきてくれるお客様はいるのですが、でも昔よりもそういう余裕のある時間を持つ方が減ってきたのは事実。
アーティストにとっても厳しい時代ですね。