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2011/07/07
大先生が「日本歌曲は小宇宙。その一曲に世界があって、その人の人生がある。」とおっしゃいました。
これには私も賛同なのです。
「オペラ1作分」というのはあながち間違えではない。
たかが一曲、されど一曲。
一曲内で、自分が持っているもの以上のことをしようとしてはいけない。
あとは…日本人なのに日本語が何言ってるか聴こえない…ということがよくあるけど…
それは声を聴かせてるだけで、伝えるってことに関しては失敗してるのではないかと思います。
ビブラートで歌詞が「?」っていうのは私の中の美学ではダメな部類に入ります。
昨日は日本歌曲のレッスンでした。
日本語の歌曲は詩を朗読するように
日本の詩や俳句のリズムを大事に作曲されているため朗唱はかかせません。
朗唱はイイ発声でやろうと意気込みすぎて「挑戦的で攻撃的」と言われてしまいました。
日本語の「なにが、なにして、なんとやら」の3、7調、流れ、テンポが朗唱でできてないという指摘。
曲に入ったら「うたでは自然に詩が流れてるね」と言われて
結構つかみはよかったのでホッとしました。
4つくらいの指摘をいただいたものの、
「それができたら完璧だな。
声もきれいだし。ただ、出し方の問題だね。
せっかくきれいなのに勿体無い。レガート唱法で。押し出さない。」
音を出そうとする
逆に言葉を立てようとするのが流れを止めてるということが今日の最大の指摘でした。
2011/07/07 12:14 | uika | No Comments