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2011/06/06

安藤美姫が先頃のロシアで行われたフィギュアスケートの世界選手権で優勝しました。優勝後のインタビューで“日本のために滑った”と言う素晴らしい名言を残しました。

安藤美姫は16歳で全日本を優勝し、オリンピックに2回も参加しています。しかし、本番のオリンピックではプレッシャーに負けて自分の力を出すことができず、明らかに精神的に参っている様子が懐かしく思い出されます。そんな中で精神的な強さ、わたしの言葉で言えばライフスキルという脳力を磨き、フローで生き・演技できるようになるきっかけが今のニコライ・モロゾフ、コーチとの出会いであったように思います。彼がどんなメンタル的なアプロ―チを安藤美姫にしたかは不明ですが、それまでの結果エントリーの彼女から明らかに心エントリーの安藤美姫に変化したように感じます。まず勝たなければ、まず上手く滑らなくてはという考えから、まず楽しまなければ、まず集中しなければという考えになったように思えます。その事がいい結果を彼女のもたらしているのだと思います。

今回の大会はキム・ヨナの復活に注目が集まりました。彼女は素晴らしい。演技に美しさがありますね。涙が印象的でした。また浅田真央が若い時の勢いをやや失い、認知脳が邪魔をし始め苦しんでいます。彼女のスケートスキルに値するライフスキルが今こそ必要に思います。真央ちゃんこそメントレが著効すると思います。そんな中で安藤美姫はやりました。安藤美姫の通訳をしていた女性と知り合いだったので、以前彼女の練習用のコスチュームをもらったのが自慢の1つです。わたしのオフィスに飾ってあります。安藤美姫のこの言葉はライフスキル脳の成長した現れです。誰かのためにプレイするとか演技するとか滑るのがいいのではなく、何かを応援しようという脳の機能が心に揺らがず・とらわれずのフロー状態を心にもたらしてくれるのです。安藤美姫は結果エントリーしないで、フローな心を創るために応援するというライフスキルを総動員していたのだと感じました。何を応援するではなく、応援しようと脳が考えれば、そのことにより心にフローが導かれるということがスキル化されているのだなと感心しました。これからも安藤美姫頑張れ、わたしも応援しています。

2011/06/06 10:14 | tsuji | No Comments