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そこに存在するだけで人サマにメーワクをかけるオヤジにはなりたくないな、と思うことってあるよね。
満員電車の中や、飛行機の中とかで出会うことが多い傾向がある。銀座とかにも多そうだ。でもおれ銀座のことはよく知らんけどね。
ボクが思う「理想のダメオヤジ像」というのは、
①太っている。
②カッパハゲ。
③なにかとエラそう。
④自分が言った面白くないことでガハハハハ~ッ!!とダム決壊的に笑う。
⑤果てしなく腹が出ている。
⑥一番最近、娘とまともに話した日がいつだったか昔すぎてわからない。
⑦黒くて薄いストッキング状態の靴下をはいている。
⑧それがモーレツにクサイ。
⑨それを脱いでそこらに放かっておいて迷惑をかける。
⑩それを脱いだ足は宇宙の神秘級の絶望的クサさである。
という10ヶ条があげられる。
まぁね、ある日「そんなふうにはなりたくないな!」と思った。「なってたまるか!」と思ったのだ。「どうにかせねば!」と思った。「この国はどーなるんだ!!」と思った(いや、思わない)。
そこで、腕立てや腹筋を始めだした(り、やめたり、を繰り返している)。
もっと若かりしころは映画のロッキーを観たりして、それなりに憧れて体を鍛えたりしていて、いついかなる時でも誰の挑戦でもうけてやるぜ!!とメラメラ戦闘体制であったけど、いつしかそんな気もなくなってマジメな社会人となり、ケンカからは何も生まれません。ケンカ、よくない。ココロ、カラダ、傷つくだけ。インディアン、それ、悲しい。という平和主義な丸い感情になってしもうたがじゃ。
若いピチピチ学生だったころは金がなかったから、いつも心身ともにウエていて困っていたが、今はそれなりにマジメに働いて給料をもらい、自由に使える金もあるから、外へ出るとすぐに美味しいものをたらふく食って笑顔になってしまう。
昔から食っても食っても太らない体質だったけど、最近高校時代から57キロをキープしていた体重が60キロに突入してしまったのだった。
今ってサ、ドコにでもコンビニとかがあって、ちょっとオシッコをしたくなって立ち寄ろうものならすぐ棚に並んでいる「ぜいたくドルチェだぶるシュークリーム」とかが視界に入ってしまって「アラ~、ステキ、美味しそうだわぁ」などと言ってOLのような気分で即購入。車に戻って3秒で完食。物体瞬間消滅成功、となって満足してしまう。だからデブになるんじゃ!
ヒトにはある程度、心身ともにウエや得られない物がなくてはいかんのだ。と思う。
何でも手に入る便利さというのは、何かと引き換えに得ているのだということに人類は早く気づくべきだ。
グータラオヤジというのは、野ブタ的なブヨブヨ体で、インターネットとかが一人ではできなくて教えてあげると逆切れして、ちょっと走ると足がからまって転んでしまったり、変なニオイがカラダ中から発しているわけだが、そー思うと、ボクたちが尊敬している水族館プロデューサーの中村元さんはカッコイイし、チョイワルオヤジ風。腹は出ていないし、ジーパンやジャケットが似合う。若い子(若い娘?)たちから人気だし、尊敬されている。だから素敵でモテるんだろうなぁ。
モリモリすぎるのは良くないような気がするけど、プチマッチョというのは少しくらいアホでもそれだけでモテそうだ。ボクは小学校から高校まで剣道をやっていて、腕方面はシェクシーで結構いい感じの筋肉質でちょっと血管が浮き出ている献血にも向いているイイ腕なのだ。剣道というのは結構重たい棒(竹刀)を振り回しているので、それだけで腕は鍛えられていたようだ。それに今でもサバ10キロとかを運んだり、水族館の仕事は力仕事が多いのでウデおよび基礎的体質はできている(と思う)。
ビールは飲めないし、腹は出ないはずなので、あとは腹筋を鍛えて、腹が軽く割れている状態に持っていければダメオヤジは回避できそうなのだ。
次にアナタとお会いする頃には、ボクは筋肉ムキムキで、怒ると筋肉が盛り上って服が破れてしまい胸にある7つの傷がバレてしまうので、怒らせてはいけない。