« 仏像を彫る心 2016-11-10 15:42:32 | Home | 僕が僕である限り »
毎年この時期に
国際馬見本市がヴェローナで行われます。
ヴェローナ、ここから遠いです。
「朝5時20分にバスがでるから、5時10分には家を出ようね」
と子供達に言い聞かせていたかあちゃん、
目覚ましを無意識に消していて5時5分に飛び起き!!
大慌ての出発です。
なのでバスから降りてもボーーーッとしていた所、
あっちからもこっちから蹄の音。
普通の公道ですが、
いきなり馬車の行列に出くわし、
なんだか不思議な目の覚め方です。
まあ、とりあえず会場へ入りましょう。
ポニーゲームです。
ポニーなので大きさが解り難いですが、
騎乗しているのは子供達。
大人顔負けに障害を越えたり思いっきり走らせたり。
うちの子供達はここだけで十分な顔をしてガッツリと見入っていたのですが、
パディリオンは沢山あります。
とりあえず一つ目入ってみようと背中を押して。
「これこれ、見たかった!」と子供達。
馬の上で器械体操のような、、、
馬はもちろん速足で進んでいるのですが、
その馬に飛び乗ったかと思うと、上で立ったり逆立ちしたり、、、
一体どんな練習をしているんでしょう?
次、馬、飛びます。
障害物を一つずつ高く増やし、飛ばせていきます。
この後、騎乗して障害を越えるのも見たのですが、
それは練習だけで、後から
公式国際試合として別のチケットがいるとわかりガッカリ。
これだけでもうお昼、外に出てなにか食べようと出ると、
「わ〜、ポニーがいる〜」
とずっとポニーのお世話をしているうちの次女。
こうやって、会場内外、そこらへんに普通に馬がいるのでなで放題。
「広場でショーが始まるよ」と情報を得て走って行くと、
フリージアンホースのショーが始まったばかり。
こちらはテノール歌手の方。
騎乗しながらCon Te Partirò , 君と旅立とうを熱唱、
馬も見れて歌まで聞ける、いいじゃない〜
こちらはテクノ調のリズムに合わせて、
まるで馬が音楽を聴いて踊っているかのように。
ドレサージュと呼ばれる調馬ですが、高度な技術です。
高度だとわかっていても私は今まで、
馬を支配しきっている人間像がなんだかイヤだったのです。
が、この後ドレサージュの先生が出て来て、
「馬に無理矢理やらせようとしても出来ません。
馬の出来る事を人間が理解して、
人間が馬に寄り添って、理解を深めると
馬にとってはしんどい事でも難しい事でも何でもないんです」
と説明され、
腑に落ちなかった部分がストンと納得させられたかあちゃんでした。
次、
個人的にはハンガリーから来たこの人が一番感動しました。
5頭ものフリージアンを操って、
しかも後ろ2頭に立ってるし、
途中から片手でものすごく長いムチを振り回し、
その間ずっと5頭とも全速力で走っています。
振り上げられたムチに当たらないように頭を下げながら、
蹴り上げられた砂で砂まみれになりながらの迫力でした。
こちらはブッテロと呼ばれる、
トスカーナ州マレンマ地方の
マレンマーノと呼ばれるマレンマ種の馬や犬とともに暮らす人達。
写真がよく撮れなかったのですが、
次女より小さそうな男の子がいました。
マレンマーノは馬も犬も大型です。
この大型の馬を全力で走らせ、きっちり止まらせと出来るのは、
共に生活しているからなんだろうなと
違う世界を覗き見たようでワクワクしました。
他にもいろいろと、
たっぷりとショーを見終わったら帰りの時間が迫っていました。
それに気がついた次女が
無理にでもと私の手を引っ張って行ったのは、
ミニポニーのブース。
赤ちゃん達が眠っています。
かわい〜
大きくなってもこの大きさ。
うちのチビちゃんは最初から最後までポニー、
よっぽど好きなんでしょうね。
この先、ポニー友達なんかが出来るといいのにね。
それまではかあちゃん、
しっかりつき合いますよ!