« アパレル飼育員 | Home | スカッとする映画2 『庭から昇ったロケット雲』 »
さて、今年の屋久島、なんだか不思議な気候が続いています。
ゴールデンウィーク前は寒かったのにゴールデンウィークに入ったら急に暑くなったり、去年より2週間も早く、5月23日に梅雨入りしたり、先週末はなぜか台風が季節外れの上陸を迎えたり。
しかも準備にかなり時間を要したのに結果大したこと無くって良かったような・・・腹立たしい様な(笑)
ウィークリールームを始めて今夏で3年目を迎えようとしている今日この頃。
まだまだ知名度は低いですが、ホームページの効果もあってどうにかほとんど埋まっている月の方が多いのですが、宿泊施設といえば民宿がメインの屋久島では法人や療養の為の滞在の方が多く、通常の賃貸という形で入ってる方はあまりいらっしゃらないという・・・実は不安定な状況なのですが、先日珍しく長期賃貸希望のお客様がお部屋を見にいらっしゃいました。
屋久島では他の地域と同様に4月になると官公庁や学校の先生などの転勤などの関係で入れ替わりが激しいのですが、官公庁の方は公務員住宅があり、転勤の先生なんかは赴任される方と入れ替わりで決まった物件に入られる方が多く、あまりうちのアパートではそういう入れ替わりに縁が無いのですが、うちの主人は某大手レンタカー会社に勤めているので、お客さんと世間話をする中で、長期出張の為の宿泊先や、引越しの為の家を探していたりいたりされる方をみつけるとすかさず私の名刺を渡して契約に取り付けるという意外と有能な営業マンなのである(笑)
その中で、先日季節外れの転勤の為の住居を探しに来られた方と出会い、少し時間を取っていただいてうちの部屋も見ていただいた。
その方は島内にある某大手チェーン店の方で種子島店から来月急遽転勤になってしまい、家を自分で探さないといけなくなり、レンタカーを借りて1日中不動産屋回りをしていたそう。
うちの部屋も一通り見てもらい、滞在中の不動産回りについてのお話を教えていただいた。
不動産屋さんが持っている物件はさまざまだが、屋久島は意外と家不足に悩んでおり、紹介された物件はほとんどがアパートだったそうなのだが、重視する点はお部屋の広さや金銭的な部分とのこと。誰でも家探しをするときは同じ悩みを抱えるだろう。
しかし話をする中で感じたことは不動産を通した物件とうちの様な個人経営の物件の甘さの違いである。
まず、不動産経由の場合は初期費用の中に敷金・礼金・仲介手数料と掛かってくる費用が多い上に、退去時に敷金が全額戻ってくるところなんてほとんど無いということだった。
あとは家賃が安くても共益費が掛かったり、駐車場も1台だったら無料だけど2台目から有料になったりと合計してみたらあまり安くならなかったり・・・
うちの場合、駐車場は旦那が自分で砕石を敷いたり、トラロープで区画を作ったりと色々工夫してギリギリスペースを確保しているため、駐車場代の差額も無い上に、共益費は外灯などの電気代を集落で管理してもらって折半し、電気代と併せて月数百円を実費請求してるし、部屋に棚などの造作をされた場合なんかは「便利になって助かりました~」って感じでそのまま使わせていただいてるし、壁のクロスに画鋲の穴が開いたぐらいではクロスの張替えなんてもったいないから自分でパテで埋めたりと、なんでも自分達でやっているため、退去時に請求する金額なんてよっぽど部屋が汚いときに掃除代として家賃÷30日×1日分をもらうぐらいで敷金もほとんど返還させていただいている。
お客さんにも言われたが、ここが個人経営の良いところなのかもしれない。
引越し代だけでも費用がかかるのに、引越し時の初期費が莫大に掛かったら大変なので一応常識的な範囲内でという感じで敷金2ヶ月分預らせていただければ十分というのが私の考えである。
にも関わらず長期賃貸が入らないのはやはり、個人経営ならではの宣伝不足なのだろう(笑)
個人経営にはそういうデメリットもあるけどメリットも結構多いのでなんだかんだ思いながら今後も不動産屋を通すというやり方はしないんだろうな・・・
移住を希望される方はうちの様な甘いアパートにぜひどうぞ(笑)