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皆さん、あけましておめでとうございます。
いよいよ、Conceptus本格始動の年を迎えました。
旧年中お世話になった方々も、
今年はさらにお世話になるであろうと思われますので、
何卒お覚悟のほどをよろしくお願い致します。(笑)
何事にも完成形態というものはないと思いますが、
とりあえず出来るようになりたいこと、というのはあります。
モツレク、第九、受難曲、シンフォニー、コンチェルト・・・
いずれもオーケストラが必要なことばかりです。
従いまして、急務の一つはオーケストラの編成です。
弦楽器の基本的な最少人数は、
モーツァルト当時のプラハのオペラハウスのサイズ、
3-3-2-2-2としたいと考えています。
曲によって適宜増やせばいいわけです。
それから、各パート3~4名の室内コーラスです。
この二つは急務になると思います。
大きいことばかり書きましたが、
実際のオペラ上演は、来年まで
2016年
セヴィリアの理髪師
フィガロの結婚
ラ・ボエーム
2017年
藤戸
ポッペアの戴冠
皇帝ティートの慈悲
このようなラインナップで行いたいと思います。
そして、オペラの前月あたりにはオペラのキャストによる
宣伝と解説のためのコンサート、
それ以外の月はマンスリーのようなコンサートで、
器楽、声楽ともに充実を図りたいと思います。
このマンスリーについては、その都度プロデューサーを指名し、
計画から実行に至るまでやっていただこうかと。
各々の特性に応じたコンサートをすることでマンネリ化を防ぎ、
出来れば新しい人材の発掘もしたいな、と。
私はどのジャンルの音楽であれ、
「つまり音楽だろう」と考えています。
扱う方法論を会得しているのなら、
クラシック演奏家がロックを演奏してもいいのです。
クラシックでない人を引っ張り込まれても困りますが、
クラシックの人が、然るべき方法で他ジャンルを演奏するのは、
私は大いに歓迎するところです。
しかし、こんな話が出来るようになったのは、
仲間たちが増えてきてくれたことがすべてです。
本当はもっと早くにしたかったことですが、
音楽大学に行かなかったことで、
対等にやっていける仲間がいるわけでもなく、
それは実現するはずもなかったのです。
そこのところだけは失敗したと思ってますが、
果たして音大に行っていたら、
そんなことをするだけの見識が身についたか、というと
これが相当疑問に思えるのです。
私はこれで良かったのか?
今では良かったと思いますけど、
それをタイムマシンで15年前の自分に伝えてよいかというと、
相当慎重にならざるを得ません。
やろうとしては粉砕されてきた歴史なくして、
今の実力はないと思いますから。
ほわっとでぼんちオペラが始まって、
きっちり6年たった今ですが、
この6年の積み重ねがあったればこそのコンツェプトゥス。
そしてその6年は、それ以前の苦悩なくしては存在しません。
正直苦しかった経験を肯定したくないんですが、
それでもそれなくして今はない・・・。
人生って難しいものですね。