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2015/12/24

ハリーポッター

 

 

夏休みの間、

長女が夢中になって読み切ったハリーポッター全7巻。

 

ハリーポッター

 

日本のハリーポッターの本はどんなものか知りませんが、

イタリア語の中身は全部字。

字はそれほど小さくはないですが、

挿絵、一切なしで4巻目なんて850ページも!!

「よくこんなの読むよな〜。

これは私にはしんどいな〜。」

と、

子供の頃、挿絵がないと読む気がしなかった私は感心していたのですが、

ちょっと興味本位で読み始めた1巻。

 

子供目線で見る大人や不思議な魔界の世界、

辛い経験を一緒に乗り越えてくれる友達、

温かく見守ってくれる大人達、

隣り合わせにある冷酷な悪の世界、

悪と戦う気持ち、

身近な人の死、

宿題やテストなどの学校生活、

ホッコリ暖まる恋する気持ち、

大人になるまでの経験や葛藤を、

まるでその時代に戻ったかのような気持ちと、

大人の自分が見る子供の気持ちと混ぜ合わさって、

なんだか楽しくて楽しくて。

 

夏休みの間は、

「ちょっと手伝いもしてよー。

本ばっかり読んでないで散歩に行こうよー。」

と長女に言い続けていたのですが、

一旦読み始めると、

家事に身が入らない!!

もう〜続きが気になって気になってしょうがない。

「やっとわかったでしょう〜?!」

なんて言われる始末で、、、

これでは冬休み、子供達と何にも出来ないなぁと

先日やっと、一気に読み終わりました。

やっと。

 

本って素敵ですね。

1シリーズを読み終えて、思う事が沢山ありました。

まずはイタリアに15年も暮らしているのに、

知らない言葉が多すぎ、、、

辞書を引くと、日本語では知ってると言う事実。

住むだけでは言語力はつきません、はい、反省です。

辞書に書いてある正確な言葉や表現が、

シーンを鮮明にさせるので、

今回辞書をひくのも楽しい日々でした。

 

我が家にはテレビがないので、

映画化されたハリーはどこかで見た事があっても、

他の登場人物やシーンの描写が娘と私の中では違うのが面白いんですよ!

「誰々を見てるとロンを思い出すよ」

「えー、私の中のロンはもうちょっと細いかな〜」

なんて会話が楽しい。

 

そして日本語力の不足から言い切れない事が

共通の話題が出来たので楽になりました。

「あの先生はピートンみたいなんだよ」

「ああ、冷酷なんだね」

なんて簡単な例ですがこんな感じに。

 

まあ何よりも、

こんなに分厚い本を7冊も

時間をかけて読み終えた達成感は、

次に進む力になってくれます。

 

私が11歳の頃より大分ませている今の11歳。

世の中の仕組みや大人の気持ち、

ハリーポッターを通じて説明したり、

話し合ったりが多くなりました。

ついでに好みの男性のタイプなんかも。。。ふふふ。

 

そして今、

「読み切った嬉しさはあるけど、

毎日のワクワク感がなくなって残念〜」

という気持ちの共感から、

「冬休みの本がないよ〜!」

と、早速次の本のリストを作られているかあちゃん。

私も魔法の杖を一振りで、

この小さな街に図書館を出現させたいものです。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015/12/24 08:13 | emiko | No Comments