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先日、東京佼成ウインドオーケストラに客演して、アレンジャー・藤野浩一さんの還暦記念コンサートに出演しました。
藤野浩一さんといえば、中森明菜さんのコンサート音楽監督を長年務められ、紅白歌合戦を始めとする数多くのテレビ番組のスタッフとして活躍された名アレンジャー。近年は神奈川フィルをはじめとするオーケストラでもご自身の編曲作品を中心とした演奏会で指揮を振るなど大活躍されています。
幅広くアレンジを手掛けていらっしゃる藤野さんらしく、誕生日のお祝いに駆けつけた大勢の出演ゲストは超豪華メンバー。歌手の渡辺真知子さんに「ピンキーとキラーズ」で知られる今陽子さん、新妻聖子さん、藤沢ノリマサさん、坂本九さんのお嬢さんである大島花子さん、そしてサプライズゲストにも大物が数名。さらにゲストミュージシャンにトランペットのエリック宮城さん、テナーサックスのつづらのあつしさん、トロンボーンの中川英二郎さんと大物スタジオミュージシャンも勢ぞろいでした。
素晴らしい歌手の方々の歌声にリハーサルから感涙。渡辺真知子さんの「かもめが翔んだ日」の歌の入りで鳥肌がたち、大島花子さん「親父」の歌詞にはリハーサルでも本番でも涙腺が緩み、エリックさんやつづらのさんのソロにはニヤけるばかりでした。
本番のセッティングはご覧のビッグバンドスタイル。僕個人としてはあまり慣れない配置で多少緊張感もありましたが、いざ本番が始まったらもう楽しくて楽しくて、舞台上に居ながらステージを満喫させて頂きました。
渡辺真知子さんの時代の歌手の方はポップス、ジャズなどジャンルを問わずハイレベルで歌っていらっしゃって、本当に歌が上手な人しか生き残れない時代だったんだろうなと想像出来ます。最近は口パクしながら「歌手」「アーティスト」と謳っているタレントも多くてウンザリする事が多いのですが、こうした一流歌手の歌声は元気を貰えますね。最近あまりポップスのステージで演奏する機会は少ないのですが、いやあ、楽しかった!!
※コンサートの模様は新妻聖子さんのブログ、大島花子さんのブログ、藤沢ノリマサさんのブログにも掲載されています。