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どうも!高校野球も始まるって事で、昼は高校野球、夜はプロ野球…と野球三昧の日々がやってきて小躍りしている北沢力です。
どんな小さなチャンスにでも貪欲に喰らいついて行くような姿勢を見せてきた時代があった僕ちゃんですが、いつの頃からか考え方が変わりました。
時にはがっつき過ぎ位な貪欲さを見せてきました。それは、声優という厳しい業界で生き残って行く為には仕方の無い事…というより、僕の中では当然の行為でした。
仕事が無かったら収入が得られないわけですから必死になった事は間違いではなかったと思っています。
アピールが苦手な僕が物凄く無理をしてアピールをしていたような自覚もあります。
そうです…“無理をしていた” という事です。
必死に仕事を取ろうとする貪欲さは必要だとは思います。が、その行為が浅ましいものであったり卑しさを感じさせるような行為であったなら…それは僕に僅かながらに残された美意識に反するような事のような気がしてしまったのですよ。
いつの頃からか、必死に頑張った結果が「浅ましさ」であったり「卑しさ」を感じさせるようであるならばそういう行為は慎もうと思うようになったんです。
できるだけスマートな営業を心掛けているつもりではありましたが、現在のドライな世の中では、一昔前のスタイルの僕の営業はがっつき過ぎだったのかもしれません。
人に喜んで欲しい、楽しんで欲しいと思う行為が人を傷つけてしまったり、何度もしつこいようですが、浅ましいと思われたり、卑しいと思われるように映ってしまっては、僕の生き様的によろしい事ではないように思えて仕方がないのです。
声優という職人的な仕事をしている僕にとっては技術を磨くなんて事は当たり前の話であって、その当たり前のような行為をわざわざ口に出したり凄い事のように盛んに吹いて回るような行為が非常に恥ずかしく感じてしまったのです。あ…そんな事を意識的にしたつもりは無いですが、無意識のうちにそう思わせてしまっているような部分はあるかもしれないという事です。
しかしながら、当たり前な事でもさも凄い事のように吹いて回るアピールは必要な世界でもあるように思います。
アピールという行為が卑しい行為だと思っていながらも、アピールはしなくてはならない…
葛藤、葛藤、また葛藤の日々でした。
アピールしてナンボの世界なんだからそんな事でいちいち美意識感じてんじゃねーよなんて言われたらそれまでですが、どうもこのモヤモヤはいつまで経ってもモヤモヤするのです。
言葉にしなければ伝わらない事があるのはわかっています。
しかし、どんなに良いアピールができても仕事内容がヘッポコでは意味がありません。
なので仕事の内容で僕という役者(声優)を判断して下さいっていうスタイルに何となく変わっていったような感じですが、そんなかっこいいスタイルに見合う技術が僕にあるかどうかは自分の口からは何とも言えません(笑)。あると信じたいですが。
この「あると信じたいですが」なんて言っちゃう所がすでに何か浅ましいような気がしちゃうんですよね(笑)。
本来ならば「バカでアホでどヘタクソな声優、北沢力です!げひゃひゃひゃひゃー!」なんて事を書いてしまいたい位なのですが、そんな事を書くとそれを本気にしてしまう人がいるのではないか…なんて事を無駄に考えてしまう所が僕のダメな所なんだと思います。
何だかんだ言っても、心のどこかで良く見られたいって願望があるのでしょうね。ああ…浅ましい…浅ましい…。なんて卑しい人間なんだ僕は…!
ヽ(-@∀@)ノ ヨクオワカリデ!
僕の考え方だと結局何をやっても浅ましい事になってしまいそうなので、やる事なす事浅ましまくりな僕ちゃんですが、できるだけそう思われないような生き方を研究して行きたいと思います。
迷走、迷走、また迷走!
迷走人生!