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2015/06/18

先日、日テレの女子アナ内定取り消し問題の話題を話していた際に同席していた男性から聞かれた質問です。
「なんで女の子はクラブで働きたいと思うの?」

というわけで、本日はそのご質問に回答しようと思います。

水商売、とりわけクラブなど高級店で働く女性の動機は、一般の会社に勤める方同様に様々です。スカウトされたから、という理由もあれば時間的に夜しか働けないという事情のある方もいるでしょうし、単純に興味があったから、という女性もいるでしょう。

 

わたしの友人で、銀座のクラブで現役で売掛をしている子がいるのですが、彼女もまた四大卒。
有名どころの大学に在籍している間からそのお店で働いており、30歳になったら独立したいとのことです。
その彼女が昔、同じような質問に答えていた言葉がとても印象的でした。

「普通のバイトより高い報酬も魅力だけど、一番は社会的ステイタスの高い層と交流できるところがいい。知らない場所にもエスコートしてもらって連れて行ってもらえるし、いろんなことを教えてもらえる。」

これは確かにあるだろうなあ、とわたしも納得してしまいました。

 

クラブの売掛けともなれば、キャバ以上に出勤が厳しく、知性や礼儀作法も求められます。
もちろん容姿にもシビア。一般的に身長は最低でも160㎝と言われていますし、やはり一般的に「かわいい」より「きれい」な女性が働く職場です。

だからこそ、キャバ以上に自らの商品価値を高めるべく、美容、知識の向上に余念がない女性も多々存在する、それがクラブ。もちろんそこには相応の出費も伴いますし、キャバなどに比べると時間的拘束も大きいのですが、だからこそ得られる「体験」は沢山あるのです。

20歳そこそこの女の子が社会的ステイタスの高い層と知り合う機会は、意外とありません。
だからこそ、それは大きな価値になります。
たとえばフレンチの名店に行くことでマナーを覚える。接待ゴルフや乗馬など小娘の分際ではなかなか手を出しにくい趣味への挑戦。新しいものの見方、それに伴う会話術。パーティのドレスコード、TPOにあった服の着こなし。

なんだかマイ・フェア・レディのような話ですが、こういうことは結構聴く話です。
前述の友人も最初はエルメスのお店に入るときに手汗をかくほど緊張したそうですが、今は平然と入れるそうです。別に買う、買わないは別として、気後れはしなくなったそうなんです。
これはわたしにも経験があるので、体感的に納得感を感じたエピソードでした。

2015/06/18 04:56 | chica | No Comments