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2015/05/21

こんばんは。
いわゆる昼職に代わってもう1年半、そろそろ女子力の低下が如実に感じられる今日この頃です。

ところで、女子力とは何でしょう?
わたしや、キャバや風俗などで働いている女の子のなかのうすぼんやりした定義では、「指名を取り続けることが出来る外見と内面を維持すること」になると思います。

外見的な女子力といえる部分だとヘアケア、肌ケアにはじまる美容全般。
いかにして清潔感のある外見を維持していけるか、というのは男性から常に外見を査定される仕事では必須の努力項目です。ダイエットは当然の義務だとみんながなんとなく認識しているところもありますし、男性受けのいい服を買ったり、睫毛も自然に見えるように付けまつげではなくエクステを装着したり、過剰なデザインのネイルはしないように心がけたり。

特定の恋人がいる女の子と違うのは、彼氏に一人に「かわいいね」と言ってもらうためではなく、不特定多数に肯定的な評価を得るために努力するところです。全方向的な清潔感の獲得とその成果を形にすることが、キャバ&風俗的な外見的女子力と言えるでしょう。

内面的な部分でいうと、こちらは連絡のマメさから始まって、会話の引き出しを増やすために情報収集したり、お客様それぞれにあった接遇を出来るようにお店をリサーチしたり、と様々です。
正直、これが本当に難しい。
基本は、お客様を立てる、に尽きるのですが、立て方の好みは人それぞれですし、立てると一口に言ってもとっさには出来ないものです。

特にわたしは脊髄反射で話をしてしまうほうなので、お客様の前では脳内で「わたしはトロい子!おっとりしている子!」などと必死に言い聞かせ、常にワンテンポ、あるいは半テンポくらい通常時から遅れるように話したり。そこまでしてやっと通常の女性の会話のテンポになるのも切ないですが、おかげで失言の割合は減ったのではないかと思いたい。

この辺の努力は人それぞれですが、やはり引き出しの多い女性のほうがお客様の話題についていきやすいのではないかと思う女性も多いらしく、出勤前に携帯でニュースを見たりしている同僚は沢山いました。

で、昼職になって女性誌を眺めていると、女子力という言葉で語られるものは「女性目線で女性らしい行為、能力」に与えられる言葉のような気がするのです。
それはそれで悪くないと思います。
実際、女子力を磨いている感ってテンション上がりますし、ちゃんと評価してくれるのも女友達だったりしますし。

でも、目的が恋人探しだったりする子までこちらの女子力を磨きまくっているのを見ると、もはや男性には手が届かない女性になっているような気もしなくはありません。手の込んだ料理はおいしいけど毎日作り続けるのは大変だろうし、プリザーブドフラワー作りは楽しそうだけど男性はたぶんその楽しさを分かち合えない。

もちろん、その行為自体が楽しければなんら問題はありません。
なんのために自分が女子力を磨くのか。その答えは、見つけておいたほうがいいと思います。
とりあえずわたしは去年の夏に買ったスリムジーンズが履けるように頑張ります!

2015/05/21 06:00 | chica | No Comments