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2015/05/07

アグリツーリズモアンドレイーニ

 

こちらかあちゃんの、

化石やエトルリア人の墓探しに一緒に行く友達、モニカさん。

 

「料理を担当していたお母さんの調子が良くないから、

手伝いに来てー!」

と言われ、ちょくちょく行っている

アグリツーリズモ アンドレイーニ

サイトは英語かイタリア語なので読みにくいかも知れませんが、

ここ、野菜、肉、オイル、ワイン、ハチミツ、、、

すべて自家製なんです。

でもそのはずが、

「あれ?スーパーで買い物したの?」

と尋ねると、

「割高になるけど、足りないときはここのスーパーで買うの。

卸している人が地元の人で、どう育てたか知ってるし」

との答え。

さすが!

 

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とうちゃん、早速キッチンへ。

時間がかかる、スペッツァティーノ(肉の煮込み)と

ラグーソース、そして豆を炊くのから取りかかり。

 

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私は外へ。

まだ朝が早いので霧が晴れませんが、

緑は十分生き生きしています。

 

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キッチンへ戻ると、

こんがりトーストされたアーモンドのいい香り!

さて、何に使うのでしょうか?

 

「リボリータの野菜が足りないよー」

と、とうちゃんから。

 

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小さなナイフを持って外へ。

こちらはアグリツーリズモ用に栽培したフダンソウですが、

周りには、いくらでも生えている有り難い草なんですね。

 

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はい、タップリ入りました。

このリボリータ、トスカーナの伝統(農民)料理なのですが、

白インゲンと野菜をこうやって煮込んでおいて、

食べる時には、カリカリのパンを敷いた上に、

もう一度ボッリータ(沸騰)させてから、

熱々を頂きます。

その時点ではもうドロドロとなっているのですが、

旨味がギュッと出て美味しいんですよ。

 

「ちょっと豆の様子を見に行こうよ」

とまた外へ。

 

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これはエンドウ豆。

まだもう一息かな〜?

で、その奥に。

 

CIMG6359(変換後)

 

「わあーーー、ちょうどいい!美味しい!!最高だね!」

と、

かあちゃん今となっては、

カフェでお茶しながらではなく、

畑でもぎり食べしながらしばしの女子会です。

 

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戻ると肉が良い感じになっていました。

ここからみじん切りの野菜と

自家製のトマトソースと赤ワインが入り、また煮込みます。

 

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オーブンから出て来たのはなんでしょう?

 

CIMG6369(変換後)

 

こうなればわかりますか?

これもトスカーナの伝統お菓子、

カントゥッチです。

最初のアーモンドが出て来ましたね。

ここからまた乾燥させてザクザクの食感にして、

ヴィンサントという甘い食後ワインに浸して頂きます。

 

これだけ丁寧に一から育てられ、

守り継がれた伝統料理は、

「美味しい」以上の「満足感」が得られますね。

 

車があれば、ここからシエナ、モンタルチーノやオルチャ渓谷見物、

川湯温泉やサンガルガーノ修道院、ヤギチーズの見学などが楽しめます。

まるでエトルリアの時代のような、

現実から離れたバカンスはいかがですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

2015/05/07 07:23 | emiko | No Comments