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家の犬は猫が入っていて、もともと日中はほとんど寝ています。
年取ってからでなく、若い時代からなのです。
今日(5月1日)は仕事でしたが、札幌の地下街はすごい人が出ていましたね。
札幌は札幌駅(地元ではサツエキと言ってます)と大通り公園(ドオリと言っています、一部の方が)が600mでしたか、長い通路で結ばれたこともあり、地下が熱い!
人通りを見ていると少なくとも、「自粛ムード」は感じず、なんとなくほっとしました。
やはり、日常のありがたみを感じます。
29日は久々?のお休みだったので、お彼岸に行けなかったお墓参りに行きました。
ゴールデンウィークの墓地は空いているのです。
北海道はお彼岸に墓参りするとなると、雪をどけなくてはならない場合がほとんどです。
ですので、私は今の時期を選びます。
農業の世界、我々の業界もそうですが、「マダニ」の研究をする方は多いようです。
蚊も結構研究材料に選ばれますが、マダニはその中腸上皮細胞に特徴があり、いろんなおもしろい材料があるようです。
マダニ、主にフタトゲチマダニは卵、幼ダニ、若ダニ、成ダニのステージで発育しますが、宿主からの吸血が欠かせません。その過程でベクターとして人や動物の病原体を伝播します。
その吸血のプロセスの中で吸血調節物質といわれるものをだすのですが、その中に、「ヘマンギン」という血管増生を抑制する物質があることが分かってきました。
つまり、フタトゲチマダニ唾液腺から、蛋白分解酵素阻害剤のヘマンギンが発見され、ヘマンギンはセリンプロテアーゼ阻害物質活性を保有し、濃度依存的に血管内皮細胞の増殖を抑制して、血管形成を阻止することが分かりました。
「マダニ唾液腺からは、これまでに血液凝固を抑制する分子は多数報告されてきたが、ヘマンギンのような血管新生を抑制する機能の発見は初めてである。ヘマンギンはマダニの大量かつ持続的吸血を可能にする役割を果たしていると考えられる。」
とのこと。
これは将来マダニに由来の人間の重要な病気の治療に応用されるのかもしれないのです。
つまり、
「ヘマンギンは血管新生に起因する、ガン・糖尿病などの治療薬開発の創薬候補分子としての可能性も考えられる。 」
ということです。
もちろん、マダニの吸血行動を支えるヘマンギン等の吸血調節物質を不活化することは、新たなマダニ制御技術の開発に利用できるものと思われます。
つまり、従来の駆虫薬にかわる新たなダニの駆除ができるかもしれません。
マダニも奥が深い・・・・・?