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2015/04/25

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ベビーが生まれて1ヶ月半。

外に出る練習ということで、コンドミニアムのプールサイドや下のショッピングモールにお出掛けしています。

出かける場所が限られてしまうマレーシア。子供と外出と言っても大型のショッピングモールが中心で、日光浴させるチャンスがなかなかありません。

 

マレーシアはアジアの中では治安が良いと言われるもの、誘拐や強盗の危険が多いため外国人が現地人が行く公園に子供を連れて行くということはほとんどありません。

そんなわけで、外国人向けのコンドミニアムには、プール、ジム、テニスコート、ヨガデッキ、ジャグジー、BBQエリア、子供用のプレイルーム、公園が敷地内に完備されています。

 

子供を生む前は、子供用のエリアに足を踏み入れることはなかったので、今回初めてプレイルームと公園に行ってみました。

子供が少ないコンドミニアムですが、数人子供達が遊んでいました。

コンドミニアム内だからといって安心して子供だけで遊ぶということはできず、必ず保護者がみています。

 

そんな光景をぼんやりと眺めていると、ふと違和感を覚えました。

遊んでいたのは、欧米系の子供、インド人、アラブ人、中国人。

でもその子供をみている保護者は、おそらくフィリピン人とインドネシア人。

 

その一人が近づいてきて「日本人?」と聞いてきました。

そうだと答えると、「ナニーいないんでしょ?ナニーが必要だったら紹介するわよ」と言います。

 

そう、子供達をみているのは全員ナニーと呼ばれるベビーシッターなんです。

日本人には馴染みがないけれど、海外では住み込みでナニーを雇っているのが一般的。

だから、日中の公園で親が子供を連れて歩いているのは日本人くらいなので、日本人だとすぐにわかるんだとか(笑)

もちろんナニーを雇っていても親が公園に連れて行って一緒に遊ぶこともあるけれど、その傍らには必ずナニーがスタンバイしています。

 

病院、スーパー、レストラン、旅行・・・どこにいくにもお金がある家庭やお金に余裕がある外国人駐在員はナニーが同行しています。

その光景が一般的なので、現地人ではない外国人がナニーを連れていないなんて違和感があるらしく、すぐに日本人だとわかるんだといわれました。

 

メイドやナニーを雇う習慣のない日本人には、自分が楽しむために家事や子育てを他人にお願いするなんて・・・っと思ってしまう私。

アメリカ人の友人にそのことを話したら、「お金に余裕があって雇えるのなら、雇用を作っているということだしいいじゃない。旦那さんと食事したり、友達との時間を作れば、それだけ余裕ができて子供に愛情を注げるのよ。」と言います。

文化の違いってすごいですよね。

 

先日遊びに来てくれたインド人が、「日本人ってメイドもナニーもいないで、どうやって子育てと家事をしてるの?自分の時間ってないんじゃない?」と言います。

でも別のお友達からこんなことを聞きました。「ナニーに子育てをずっと任せていたから、私が抱っこすると泣くのよね。わが子は着替えの手伝いも一番初めにナニーにお願いしに行くのよ。」

 

日本人の私には考えたこともない視点。

日本人にはない考え方や悩みにとても新鮮さを覚えました。

 

 

2015/04/25 08:41 | kagami | No Comments