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昨日に引き続きの連投です。
この間、ネット販売で香港からハンディータイプのオイルプレスマシンを購入しました。オイルを搾る機械です。品物代にDHLでの送料プラストンガでの関税を加えると、そちらの方が品物代を超えてしまいました。郵便小包だと個人宛ての小包には関税はかからないんですが…。
で、昨日その支払を終え、本日通関手続きを行って、午後デリバリーすると言っていたのに来ませんね、やはり。さすがトンガです。「明日」という意味は「明後日以降」とほぼ同意語です(笑)。
今日デリバリーすると言っていたので、本日仕事が暇こいてまして、デリバリーされたオイルプレスマシンを使ってオイルを生成してみようと思いまして、前々から道端で売られているTuitui(ククイナッツのことです)を一袋5パアンガ(約300円)を二袋買ってきました。ククイナッツのオイルはハワイとかでも人気のオイルだそうで、石鹸にも使えるとのことなんですが、こちらのココナツオイルを作っている所に、以前「Tuituiでオイル作れないか?」と聞いてみたところ、手間暇がべらぼうにかかるので、値段が半端無く跳ね上がるけど…と言われ、諦めた過去があります。実際値段を聞いて目が飛び出そうでした(笑)。だったら自分で作ろうと。で、ハンマーで叩き割って、中身をくり抜くわけですが、そのサイズはクルミより一回り小さく、クルミより数倍硬い。こりゃ、確かに手間暇かかるわ…。20個ほど繰り抜きまして、デリバリーを待ってましたが来ませんでしたので、お預け。
このTuitui、ハワイとかで黒や茶色っぽい数珠のようなレイ、ネックレスをしている人見たことありませんか?
ネットで拾ってきた写真ですが、こう言うネックレス。これがククイナッツなんですが、こんなに綺麗でなくて、ボコボコなもの紙やすりやグラインダーなどで削っていくと、中の殻の部分が現れて、それを続けながら整形していくものなんです。今日は時間があったので、試しに一つ紙やすりをかけてみました。
2時間削った結果、ネックレスを作れるほどまでには到底たどり着けませんでした。ものすごく根気のいって、手間暇かかる作業ですね。これ、多分マニュアルでやったら一日8時間かけて一つ作れるか作れないかですね。毎日8時間、週5日で1ヶ月で一本ってところですか。月給並みですね。ま、実際には商売している人で、昔ながらの紙やすりでやってる人はいないでしょうけど、やはり時間と手間はかかります。
ここで、一言。
先進国でない国を旅する醍醐味として、露店での民芸品などを値段交渉し、値切るというのがありますが、あまり「派手な値切りはやめて欲しい」というのが地元民的感覚です。露店とか出だされている民芸品などは、結構手作業なものが殆どです。つまり、上記のような手間暇をかけて作り上げたものなんですが、そうなると当然値段も上がります。材料費自体は安いですよ。でも、支払うべきなのは、その手間暇。なので、観光でこういう国に行かれた場合はお金を落としていってください。この間日本からクルーズ船が来た時の日本人が「こういうところに来たら半額ぐらいまで値切って当たり前だ!」と言い放っておりましたが、こちらからすると最悪な客です。「超」上から目線。数百万の乗船費をポンと出しておきながら、数百円、数十円を値切るのはどうなんでしょう?露店の人からの評判も正直なところ、最悪でしたよ。日本のように最高級品ばかり見慣れてると、こちらのものは例え天然素材であっても、形、大きさにばらつきがあります。そういうものだと思ってください。基本、家内制手工業なんですから。そういうもんだと思って買い物や露天商とのやりとりを楽しんで貰いたいし、お金も落としてもらいたいです。
と、後半愚痴になりましたが、実際にククイナッツ割って中身を取り出したり、一つを2時間ばかし磨いただけですけど、民芸品の手間暇を垣間見た気がします。さて、今週中にオイルプレスマシンがデリバリーされてくると思うので、ククイナッツオイルや今話題のヴァージンココナッツオイルを自分で作ってみようと思います。アボガドオイルとかピーナッツオイルもできるかなぁ。ちょっとイロイロと楽しみです。基本石鹸目的ですけど、食用にもできそうだなぁ。あ、ククイナッツは消化が非常に悪いそうで、便秘に効くそうです。ピンクの小粒コー○ックよりも効くらしいです、インターネット情報ですが(笑)
では、また。