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2015/04/05
近頃は野山にも暖かな風が流れ始めて急速に春が進んでいる。
つい先日までフカフカの雪の上をスノーシューで歩き回っていたはず
なのに、今はもう積雪がぐんと下がって笹の葉が立ち始めてる。
近頃は森の中や田園にキツネの姿を多く見かけるようになった。
この日森の中で出会ったこのキツネはどうやら食べ物を探しているらし
かった。
地面の匂いを嗅ぎながら、忙しそうに木の間を縫うように歩き回っている。
予期せぬ出会いであったが、僕はとっさに首からぶら下げていたカメラの
ファインダーを覗いて狙いを定めてシャッターを切った。
幸いにもこの日はカメラに300mmの望遠レンズがセットしてあり、
瞬時に程良い大きさでキツネをファインダーの中に収めることができた。
捉えたかったのはキツネの可愛らしい姿ではなく、野生らしい表情。
常にせわしなく動き回るキツネであったが、連射した写真の中にわずかに
数カットだけ狙い通りの表情が捉えられていた。
動物との出会いはいつも不意に訪れる。
そんな時、決まってシャッターチャンスは一瞬だ。
その一瞬を捉えられるかどうかが野生動物写真の決め手であり、
醍醐味である。
この日、野生らしい表情を撮らせてくれたキタキツネに感謝する。
2015/04/05 03:25 | yamada | No Comments