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2015/02/11

 

どうも!
カープのキャンプの様子を見る為に宮崎県の日南に行ってきてご機嫌模様の北沢力です!

 

“自分との闘い”
なんていう言葉をたまに耳にしますよね。では、具体的に自分と闘うってのはどういう状況なのでしょうか。

 

恐らく、自分との闘いかたというのは人それぞれだと思います。

 

「ラーメンを食べたいけど、太るから我慢するぜ!」

「眠いけどもう少し勉強してから寝るぜ!」

「サボりたいけどサボらないぜ!」

 

みたいな事でしょうか。

 

自分の弱い部分みたいな奴らと闘うって感じな感じですよね?

 

んまー、僕みたいなヘッポコ野郎は弱い部分が多いので毎日が自分との闘いですよ(笑)隙があればすーぐサボろうとしますからねぇ!

 

当然、弱い自分は仕事場にも現れます。非常に迷惑な奴らですよね!
ヽ(-@∀@)ノ ウフフフ…

 

読みにくい文字が原稿に一文字でもあれば奴らはニヤニヤしながら忍び寄ってきます。

 

奴ら「この原稿は読みにくい文字がいっぱいだね~ぇ!噛むんじゃないの~?ねーねー?大丈夫ーぅ?うふふふー!」

 

なんて声が聴こえてきそうな位に奴らはプレッシャーをかけてきます。

 

僕「うっせぇ!黙って聴いてろボケ!」

 

なんていう強い気持ちで奴らを抑え込みますが、見事に噛んでしまったりすると奴らはどんどん調子づいてきます。

 

奴ら「読みにくいんだから表現とか置いておいてさ!文字を読む事だけに専念しなよ~!言えてナンボでしょ?表現とか考えてたらまた噛むよ~!へへへへー!」

 

言いにくい文字を言う時に、あまりにもその文字を言おう言おうとすると、表現が疎かになりがちです。しかし、表現者である僕が “言う” という事の為に表現を疎かにする事は屈辱的な事です。

 

しかし “失敗したくない” という色気みたいな奴らも湧いて出てくるので、そいつらとも闘わなくてはなりません。

 

声優の仕事っぷりを知らない人にとっては「ちゃんとできるまで録り直せばいいじゃん」なんて思うかもしれませんが、何度も録り直すという行為はあまり声優的には(僕的には)宜しくないのです。

 

他にも瞬時に色々と考える事はあるのですが、そういった色々な奴らと僕ら声優はしんとした無音の空間の中で闘っているわけです。

 

”言う“ とか “読む” という事だけでは成り立たない仕事なので、“表現” をしなければいけないのですが、表現以前に “失敗したくない” みたいな奴らの圧力が半端じゃないので、コイツにどう打ち勝つかというバトルがあるわけです。

 

失敗したくないからと言って、読みに走ったりすると、言えたしても、表現としては薄くなりますのであまり良い仕事をしたとは思えません。失敗を回避する筈が、逆効果になる場合がありますが、読みは間違えていないわけですから、その場凌ぎ的にOKになる時も多いですが、後で自分が後悔する事になります。

 

何を重視するかはその仕事の内容にもよりますが、とにかく色々な事と闘いながら喋っています。

 

心が弱っているような状況で奴らは現れます。そんな奴らが現れないように心はいつも強く持つべきかと思います。

 

“弱気は最大の敵”

 

弱い自分に負けないように頑張ります!
ヽ(-@∀@)ノ  マズ、ヤセロ!

2015/02/11 12:00 | riki | No Comments