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2015/01/31

実は車の免許を持っていない。

旅に出た時にその現地を車でまわれたら楽しいだろうな、と最近思い立ち
普通免許を取得しようと、教習場に通い始めた。

学科に約30時間、実技に約30時間、そしてその取得料金は数十万円、に、
とにかくびっくり。

以前アメリカの免許を持っていたことがあり、割と手軽に取った。

ずいぶん昔のことなので記憶が定かではないが、
筆記は自分で勉強し、本番試験はPCで、50問ぐらいの4択。

実技は友達とかに教えてもらって、いきなり試験を受ける、でも良かったけれど、
初めての運転だったのでとりあえず教習場に通う。
確か1ヶ月ほどの間に10〜20時間ほど練習をしただけだったと思う。
しかも料金は10万円以下。

日本に戻ってきた時に日本の免許に書き換えができたけれど
すぐに車が必要だったわけでもなく、実技試験もあり一度は落とされる、と聞いて
なんとなくおざなりにしていたら、アメリカの免許が失効していた。

そんな訳で約10年ぶりにハンドルを握る。

助手席に教官が乗り練習していると、アメリカの本番試験の事を思い出す。

実技試験は普通の路上で行われるので、
教習所の教官に車に乗せられ指定の場所に行く。

道で待つ試験官が見えた途端、教官がポロリと言った。
「彼は楽勝よ、大丈夫、あなた受かるわよ」と。

こちらは緊張しているから、何を根拠にそんなことを言っているのか分からないまま
車ごと試験官に受け渡され、試験が開始する。

「直進して」「左に曲がって」
左に曲がる、そして直進。T字路に突き当たる。

何も言わない試験官に、「どうしたらいいの」と聞くけれど、回答がない。

困惑していたら、一方通行のサインを発見。
なるほど、一通だからここは左ね、と曲がる。

そして直進。

試験官が車を左に寄せて、と言う。

いよいよ縦列駐車に、3ポイントターンか!と緊張する。

路肩に止めると、何やら手にしたバインダー上の紙に記入をする試験官。
そして、「合格です」と書類をわたされる。

それで終了。

えぇぇ、高速道路も練習し、縦列駐車だってあんなに練習したのに、
ちょうど冬だったので、雪の中の運転だって苦労して走ったのに。

喜ぶよりも、なんだか損した気分の憤り。

まぁ、そんな感じで免許を取得した。

日本でも一発で試験を受け、取得することはできると聞いていたけれど
アメリカでもほぼペーパードライバーだったので、
これを機会にちゃんと勉強した方が安全、と思いせっせと教習所に通っている。

さて、日本の本番試験はどんなことになるのか、
アメリカの試験が楽々だっただけに、かなり心配。

2015/01/31 10:21 | masaki | No Comments