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2015/01/29

こんばんは。今日はタイトル通りの話を使用かと思います。
当然のことながら地雷というのは比ゆ的な意味でして、触れてはいけない部分に踏み込んでしまう、というくらいの意味でご理解ください。

わたしが考えるに、女性は自分の発言――特に相手に向けた発言というものをそれなりに吟味しているケースが多いように思います。
同じ話題であっても、「Aさんにはここまで踏み込んで喋ってもOK」「Bさんならこのくらい」と無意識のうちに判断している。つるつると話しているようでも、それまでの関係性をどこかで保ちつつ、相手のテリトリーに即した話し方が出来る。
水商売の女性はこの部分をきわめて特化した能力を持っていると考えられます。
相手のテリトリーに即し、かつそのテリトリー内の話題を選び出す能力、と言い換えてもいいでしょう。
(だから女性が地雷を踏む場合、結構意図的に踏んでいるんじゃないかなとわたしは睨んでいます^^;)

でも、男性はこれがとっても苦手な方が多いように思います。
仕事の話であれば男性も相手方の情報量を考えて同じことをされていると思いますが、プライベートの人間関係では意外と出来ない方が多い。客観的事実に基づいての判断は男性のほうが得意なような気もしますが、そうではない、情緒的な関係だと時々テリトリーの中に知らずに踏み入ってしまったりすることも多いようです。
その最たる例が、女性相手の発言だと思うのですよね。

かつて風俗に勤めていたころ、本番強要をしてくるお客様がよく言う発言の一つにこんなものがありました。
「○○ちゃんもやらせてくれたよ」。
この○○ちゃんというのは同じお店の同僚なわけです。○○ちゃんが実際にさせたかどうかは別問題ですが、とにかくそのような発言を別な女の子にも言ってくる。本番強要の一つの手口のような言い方です。

この発言、男性からすれば当然の理屈だと思うんですよね。
お店の商品である女の子によって提供されるメニューが違うわけで、支払額は同じ。ということは、同等のサービスを受けられると期待するし、要求する。その考えが、前述のような発言になるのかと思います。

が、言われたほうの風俗嬢は「だから何だ」と思う。
○○ちゃんはわたしじゃないし、わたしはあなたとそんなことをする義理もないしそこまでの関係なんか全くありませんし!と、逆に嫌悪感すら感じる。要するにお客様と自分、というパーソナルかつ情緒的要素の強いところで汎用性の高い理屈を言われると「こいつ全然わかってねえな」的なうっすらとした怒りすらおぼえるのです。
仕事の範囲を逸脱したサービスは、情緒的判断によってするかどうかを決めるわけで、その決定権はこの場合、風俗嬢の側にある。それを誤解している男性は残念ながら多いのです。

この例は極端な話の一つですが、おそらく類似の話は沢山あるように思う。
男性の皆様、ぜひ女性と会話するときにはいらぬ地雷を踏まぬよう、ぜひご留意いただければと幸いです。

2015/01/29 05:31 | chica | No Comments