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2015/01/22

今日はタイトル通り、キャバクラなどの水商売に勤めることで男性を見る目が肥えるのか?というお話です。
結論から言えば、わたしはこう思います。
「客観的な視点は養えるが自分の好みのタイプは変わらない」。

では、なぜそうなのか?という点を細かく考えていきたいと思います。

水商売は一般職の女性に比べ、圧倒的に男性の本質には触れる機会の多い仕事といえるでしょう。
人間は休日やくつろいでいるときに一番素に近くなりますよね。まして、「今日飲みに行こう」と思っていらしてくださるお客様はリラックスしに来店しているわけです。
お酒の力もあり、気分がよくなったり、あるいはその逆で鬱々した気分を晴らしたいと思ってこられる方も多いでしょう。

そういう状態を水商売の女性は常に見ています。
たとえば他の人と一緒だと威張っているのに、一人で来ると妙におとなしかったり。スマートな雰囲気なのに金払いが綺麗ではなかったり。まじめなひとが急に陽気になったり、おとなしい性格の方が豹変したり、飲んだらひたすら下ネタ連発、または強面の男性が意外なほど細やかな気配りをしていたり……。
一般職の女性でもこういう現場を見て見直したり幻滅することもあるでしょうが、水商売ならほぼ毎日これを見ているわけで、おのずと男性に関しては一席も二席も語れるぜ!という方が多くなります。

が、それは所詮仕事上のこと。自分の好み、というのはそうそう変わらないのです。

わたしの友人たちも恋人はいわゆるダメンズ揃い。
なんでまたその人を!?と思うような性格だったりするような男性と平然と、どころか超幸せそうに付き合っているのを見てびっくりしたことは数知れず。そしてわたし自身も自他ともに認めるダメンズウォーカーです。
周囲に散々言ってきた「あんたは男を見る目がない!」という言葉をそのままいただくこともしばしば…。

もちろん仕事上で得た知見で非の打ちどころのない男性とお付き合いする女性もいるのでしょうが、そういう女性は少数派のほうだと思います。
また、完全に私生活では男性を必要としない自立した精神を持った女性も(特にママさんに)おられます。
が、なぜかやっぱりダメンズ好きは多いのです。

こういう職業の女性たちが求めるのは、マメでやさしい男性です。
疲れた?おなかすいてない?と細かく労わってくれ、手は出さずとも口ではねぎらいの言葉を欠かさないような男性。
水商売は他者に奉仕する仕事ですから、その自分をいたわってくれる存在は精神的な支えになるのでしょう。

ごく一般的な男性は即レスでLINEに返信を求められても難しい場合が多いですし、むしろ自分を支えてほしいと思っているもの。自然と水商売の女の子たちのターゲットからは外れますし、男性のほうで水商売の子と付き合ったとしても、看護師さんに抱くような幻想を抱えている方が多いため長続きすることは稀なようです。

だから、やっぱり最終的には好み、ということに尽きるのでしょうが、それでも仕事で得た経験を活かして好きな男性とお付き合いする手腕は水商売の女性の面目躍如。
とはいえ、そこしかアドバンテージはないよね…とこの原稿を書きながらちょっと悩んでしまった笠原でした^^;

2015/01/22 05:56 | chica | No Comments