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2015/01/15

こんばんは。成人式の連休が終わるとお正月も終わりだなーと感じます^^
ところで今日はまず、こちらの記事をご覧ください。

▼「女性向けポルノ」に見る男性の「独りよがり」―男性の自己満足が「セックスレス大国・日本」を生む?(リンク先:東洋経済オンライン)

性に関する作品は、映像・文学・漫画とたくさんのメディアで取り上げられています。

その中の大半はいわゆる「抜く」ためのもので、男性目線のものが多いということはご覧になったことがない方でも想像がつくでしょう。コンビニでも買える男性向けのポルノ漫画雑誌はお手洗いの近くに配置されていることが多いので、女性の方は眉を潜めながら通り過ぎる、ということもあると思います。

が、実は(そんなに多くはないにしろ)女性向けのポルノ漫画もコンビニで売っていたりします。表紙からあからさまに分かるわけではないですが、でもそれを買おうとしている人にはちゃんと引っかかるようにデザインされた表紙の漫画をコンビニに置くからには、やっぱり一定の売り上げや需要があるのだろうと考えられます。

上記のリンク先の記事でも言及されている男女それぞれのポルノグラフィに関する違いは、

  1. ・男性向けは「独りよがり」
  2. ・女性向けは、感情の高まりやスキンシップを大切にしている
  3. ・男性向けには描かれない「避妊の様子」が、女性向けではしっかり描かれている

とのこと。が、わたしのほうからもう一つ違いを述べるならば、

④女性向けのポルノは性行為のあとも描かれる

ということも付け加えてほしいと思います。

詳しくはリンク先を見ていただければと思いますが、男性向けのポルノ作品は基本的に男性にとって都合の良い世界観で進みます。
女性はすべからく乱暴な行為でも最終的には喜ぶし、避妊行為なんてありえないし、射精は顔か膣にします。それでも女性は喜ぶ、という世界観なのですから当然です。

でも、女性向けの作品はコンドームを着ける様子もしっかり描くし、でなかったらごく自然にピルを飲んでいるシーンも出てくるし、「感じているフリ」をしている感情描写だってしちゃうし、事が終わった後に「思ったほどじゃなかったわ」とかモノローグも入る。
ストーリー部分はおくとしても、性行為に関してだけは身のふたもないリアリティがあるのです。

もちろんポルノ作品の作風が性差によって差が出ることは商品としては仕方ないと思います。
でも、男性の皆様にはぜひ一度、女性向けの作品を見たり読んでみたりしてほしい。
そうしてショックを受けてみてほしい。

わたしたちは男性のファンタジーを具現化する職業についていましたが、それでもいろいろな面で肥大化した妄想に困ったこともありました。
だから、一度でもいい。女性の性に対する考え方を見ていただければと思います。

2015/01/15 06:02 | chica | No Comments