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アプネア・トータルには様々なフリーダイビングコースが用意されています。
・Freediver :全くの初心者向け
・Advanced Freediver :フリーダイビングの基礎を取得している人向け
・Master Freediver :上級者向け4-5週間のコース
・Instructorコース
http://www.apneatotal.com/courses/freediver/
基本的には座学やプールを含めたスクール形式のコースがメインで、どれも数日間みっちりと行います。私のように数日だけ単発トレーニングをしたい、という人はあまりいないようでしたが、リクエスト次第で「自主練」「単発コーチング」なども可能です。
私の場合は「Apnea academy Instructor」のカードが十分なスキルの証明になり、Master Freediverの自習生と一緒のロープで練習をさせて貰えることになりました。フリーダイビングはスキューバのように資格がなくても出来ますが、やはりこういう時には世界標準の認定基準は必要だし、便利だと思います。
フリーダイビングの基本とリスクを理解していて、レスキュースキルがあること。これがわかると世界中どこでも、安心して一緒に練習することが出来る仲間と見なしてもらえます。医師の英文診断書とカードは世界中必携ですね!(もちろんカードがなくても経験やスキルが証明出来ればokだし、カードだけあれば良いと言うわけではありませんが)
トレーニングは目の前のビーチの沖合で行います。ここはいわゆる「どん深」地形ではないので、小舟で数分、泳いで数十分のところでようやく20m〜30mの深度が取れます。海況が良ければさらに遠出をして、50m〜70mの深度が取れるようですが、そこまで行くことは稀だそう。ディープダイブ向けの場所とは言えません。ただ、水温が年間通して28-29℃ととても暖かく、レンタル機材や船の設備が整っているので初心者には最適ですし、私のような経験者が冬の間暖かい海で軽い基礎練習をする場所としては丁度良いところ、と言えます。
ただし。私の滞在中は、当初から予測はしていたことですが、海況がとても悪く・・海が荒れて練習船が出ないという日すらありました。
これは沖合の練習場所から岸への道中。沖合の海は荒れていても岸近くはサンゴと魚の数がすごい!
この水中が見たくて、私は帰り道はいつも何人かと一緒に泳いで岸に戻っていました。(ただし、タクシーボートが運航しているので、単独でのスイムはおススメしません)
こちらが練習船。
http://www.apneatotal.com/headquarters/freediving-boat/
この船はフリーダイビングの機材が全部積んであります。ロープも簡単に降ろすことが出来、魚探も完備。まさにフリーダイビング専用船!
ニャンコを囲んでノンビリ世間話のNathanとKane。おいおい、、練習は?・・と呼びに行くと副鼻腔のスクイズについてマニアックトークをしていました。みんなマイペース。
私はmax深度-25m程度を繰り返し潜り、じっくり良い練習が出来ました。
透明度は激悪でした。ぼんやりと映っているのはフリーダイビングでも最も大切なレスキューの練習。初心者も必ず行います。
これが海底。何もない砂地です。水面はワサワサ荒れていても水中は静かで下の方は透明度やや上がります。潜行すると落ち着きます。
実はかなりの「うねり」もあり。行きのフェリーほどではありませんが、半数以上が船酔い・波酔いしてました。自主練組は続々リタイアしていき、この日はスタッフのArturoにサポートしてもらい潜りました。
彼らはノルウェーから来たスキューバダイバー。寒い北欧から来ている旅行者はとても多い。彼らはこれが初めてのフリーダイビング体験とのこと。なのに土砂降りの雨が降って来ました。
いや、、土砂降りどこじゃないよ・・雨粒が・・イタいイタいイタい!!
ノルウェー、ドイツ、オーストラリア、米国、韓国、日本・・メンバーは国際色豊か。機材もウェットもフルレンタル可能なので(というか、フリーダイビングの機材など持たずに来ている人が多いので)皆おそろい。いかつい顔にオソロのウェットが何だか可愛い。
滞在中お世話になったアプネア・トータルインストラクターのSilvia(スペイン出身)、Camila(アルゼンチン出身)。短い時間だったけれど、なんだか同志、みたいな感じに!ここは創設者のMonicaの影響かスペイン系のスタッフが多く、スペイン語が飛び交っていました。私も何故かスペイン語で指示出しされていました。笑。
フリーダイバーに出会うと勝手に世界中どこでも「ただいま〜」とでも言いたくなるくらいほっとします。言語以外の「共通言語」を持った仲間が、ここでも沢山出来ました!