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というわけで、大変長らくお待たせいたしました(笑)。
ようやく「Choreography」観賞の季節の到来です。
東日本大震災の影響により多くのイベントが自粛中止となる中で、この「ヨコハマ大道芸」は4月16・17日に果敢に開催されました。
地元横浜在住の私としては、もちろんこれを見に行かないことにはお話になりません。
当然、16・17日とも行ってまいりました。
さっそくご紹介させていただきましょう。
まずは、なにはなくとも不動のレギュラーメンバー「在日中国雑技芸術団」からです。
テレビのバラエティ番組やCM(例・○焼系アミ○式)などでも活躍していますが、やはり生で見ることに越したことはありません。
土日とも強風が吹きすさぶ中、屋外での演技にはかなりの支障がありましたが、それでも母体となった「野毛大道芸」から数えると20年以上にわたって出演を続けてきた「本物の芸」の数々は、圧倒的に多数の観客を呼び集めていました。
以前にご紹介した演目がほとんどですが、風のない屋内でやるよりもはるかに難易度が上がります。
実際、ローリングバランスは最後の5段重ねで1回失敗しています。
また椅子を重ねた上で逆立ちする芸は、風が強すぎて毎回はできませんでした。
個人的にはコントーション(柔軟芸)がなかったのが少々残念ではありましたが、そこは来週(4月23・24日)開催される「野毛大道芸」の方に期待しましょう。
次に見たのは、中国雑技と同じ場所で交互に行われていた、「アルカマラーニ」というグループによるベリーダンスのパフォーマンスでした。
ご覧のとおり妖艶な踊りではありますが、こういった要素はベリーダンス以外の舞踊や絵画・彫刻その他あらゆる芸術の中にも含まれているものではないかと思います。
そして私が「Choreography」に魅力を感じているのは、そういう要素も「芸術」という形に「昇華」されているところにあるのかもしれません。
土曜日はもうひとつ、縄跳びを使ったパフォーマンスを行う「縄☆レンジャー」の演技を見ていきました。
「レンジャー」と名が付くだけあって、5人編成のグループでした(笑)。
縄を2本交互に回してハイスピードで跳ぶ縄跳びが中心でしたが、これは「ダブルダッチ」と言うのですね。
さて日付変わって17日の日曜日には、まず男女2人によるアクロバット「Duo Abimanola」を見てまいりました。
日本人男性とウクライナ人女性のカップルですが、男性の方は一昨年ご紹介した「沢入国際サーカス学校」の出身なんですよ。
そして最後に見たのは、「エスコーラ・ヂ・サンバ・サウーヂ」というグループのパフォーマンスでした。
グループ名からもおわかりのとおりサンバチームなのですが、このチームは昨年有名な「浅草サンバカーニバル」において、見事優勝したという実力派チームでもあります。
ちなみに、浅草サンバ―カーニバルは今年は中止だそうです(涙)。
まああまりにもメジャーなイベントなので、間違いなく観客が殺到して観賞どころではありませんから、どちらにしても私は行きませんけどね(爆)。
というわけで、今回は詳しい説明は省略させていただき写真を中心にお送りしてみましたが、その楽しさの一端が少しでも伝わっていれば幸いに思います。
また楽しむだけでなく、各会場では東日本大震災への義援金も「投げ銭」同様に多く寄せられていました。
最後にひとつだけ、申し上げたいことがあります。
それは、大道芸といえば「投げ銭」ですが、暗に「お札」(=千円以上)を要求するパフォーマーが複数いたことです。
要求の仕方にもよるのですが、中には「硬い物(硬貨)は投げ銭じゃない」というようなことを言う人もいて、さすがにこれは不愉快に感じました。
確かに、見るだけ見て投げ銭なしというのは論外ですが、演じた内容のよさに応じて投げ銭の額を決めるのは観客の自由なのですから、いくら出すかくらいはこちらで決めさせてほしいものです。
先ほども書きましたが、来週には「野毛大道芸」が待っています。
生で「Choreography」を見るには、いいチャンスですよ。
ぜひ大道芸を見て、元気を出しましょう!