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こんばんは。昨日は多くの地域で雪が降ったそうで、本当に天気って自分ではどうにもならないことだけに大きな災害にならないことを祈るばかりです。
さて、今日は特別になりたい、という気持ちについて。
風俗に来るお客様の中には自分だけ特別扱いをしてほしいと望まれるお客様が大変多くいらっしゃいます。
特別扱いのなかには、純粋に恋愛したいというものから、連絡先を聞きたい、あるいは自分にだけ本番をさせてほしい、ということも含まれます。
キャバクラに来るお客様もそうなのですが、どちらかというと風俗嬢のほうが1対1で過ごす時間が多い分、要望の本気度の高いお客様が多いような気がする。
ところで、連絡先や本番に関しては基本的には論外なので触れませんが、恋愛をしたい、あるいは恋してしまって…という男性の相談を最近いくつか受けました。
「どうしたらいいでしょう?」と聞かれるのですが、基本的には風俗嬢ではなく、普通の女の子だと思って接してくださいとわたしは答えます。とにかく、一般の仕事をしている子のように、あるいはそれ以上に気を使って接してあげてくださいと。
事実、それしか方法はないと思うのです。
特別になりたい、という気持ちを抱くこと自体は別に悪いことではありません。
でも、彼女たちはそれを望んでいるでしょうか? わたしは否だと思うのです。
どんな理由でも、どんな事情があっても、仕事を選ぶ段階で「恋愛したい」というモチベーションはない。恋愛というのはプライベートの極致のような感情ですし、仕事で出会った相手と見境なく恋に落ちていたら仕事としても大変です。ここまでは一般企業にお勤めの女性も同じでしょうが、風俗嬢は更に仕事がゆえの特性か自己保身に走ることも多い。不用意に自分の情報を晒さないよう、気をつけている場合がほとんどなのです。
お客様にとってある風俗嬢が特別であったとしても、風俗嬢にとっては数多いお客様のおひとり。
もちろん逆もしかりですが、いずれにしてもゼロ、マイナスからプラスの状態に持っていくには情報量も必要だし、なによりそれ以上に自分から「この人は特別だ」と感じられるような状態に持っていくことが必要なのではないでしょうか。
その方法は、わたしが思うにやっぱり上記の方法しかないと思う。
焦ってはダメ、せかしてもダメ。ゆったりと構えて女の子の気持ちが自分のほうを向くのを待つしかない。もちろん、待った結果として特別になりたい気持ちが成就しないこともありますし、そちらのほうが多いかもしれませんけれど、それは普通の恋愛だって同じです。
特別になりたいのなら、まず自分から特別扱いをする。
恋愛の鉄則だと思いますが、最近そんなことを考えています。