« ■紆余曲折伝<1> 家系、誕生 | Home | Snowstorm »
こんばんは! 先日、某デリヘル店の店長さんをしてる方と飲み屋さんで知り合いまして、その方からいろいろと興味深いお話を聞くことができました。ので、今日はそのお話を。
ところで風俗は圧倒的に箱店、つまり店舗型のほうが集客がいいという業種です。
どんなお店でもそうでしょうが、いつもそこにお店があるということで認知度も得られ、かつ、お客様の懐がデリバリー型よりも痛まない。どうしてかというと、ホテル代が掛からないからです。
箱店ではプレイルームがあるので要りませんが、デリバリー型ではその行為をするための場所が必要になります。つまり自宅ないしホテルに女の子を呼ぶ形になるわけです。が、自宅は掃除をするのも面倒だし風俗店に自宅の住所がバレるのも嫌だし…ということで現在はホテルを利用するお客様が多いとのこと。また、法的な問題でも店舗型のほうが制約が多いため、現在は事実上正規に出店することはほぼ不可能だそうで、デリバリー型が圧倒的に数のうえでは増えてきました。
が、このデリバリー型ヘルス、略してデリヘルでは箱店に比べ集客が難しい。ということで、ネット上の広告にかなりの部分依存する業種なのだそうです。
その店長さんによると、女の子が売れるかどうか、というのはかつてに比べかなり女の子の努力が必要になってきたといいます。たとえば写真。風俗嬢の写真は大体私服で撮るのですが、映りのいい色合いの服だったり、映える色の下着でないとまず女の子のページをクリックしてもらえません。また、写真と違う女の子が来ることを警戒されるお客様も多いので、女の子が自分のブログである程度露出(要するに本人確認)が出来ないと厳しいのだそう。
ブログも更新回数よりはまず写真ありきなんだという結論ですが、要するに今まで以上に女の子自身で情報の出し方を考えていかなければならない時代に突入しているということです。
今、風俗系のサイトを見ると必ず顔出しをしている女の子が三人くらいは見つかります。大体が20歳前後の若い女の子です。容姿に自信があれば顔出ししているほうが売れますから、彼女たちはもちろんそれぞれのお店の看板嬢であるわけです。本人たちが納得して、稼ぐために顔を晒すのは別にわたしが難癖をつける問題ではないのですけど、でも少し心配になります。
HPの写真はまだお店で撮るのでしょうし、加工もするんでしょうが、ブログの写真は大体が携帯撮影。撮影場所を特定するアプリもありますし、自宅バレする危険もあります。また、ブログに書き連ねられている情報はお店に関連することもありますが、そのほかにも食事に行った場所や内容が書いてあることもあります。お店に出勤できる範囲内なら、行動パターンすら特定される可能性がある。彼女たちはそれも分かっているんだろうか?
もしかしたら、それすら覚悟して強かに稼いでいるのかもしれませんが、老婆心ながらなんとなく心配になってしまうような話でした。