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いまNHKスペシャルで興味深い放送がされています。
「医療ビッグデータ」です。
医療ビッグデータとは、たくさんの患者から得られた傾向をもとに、
今後の病気治療に役立てるために活用されている情報のことだ。
傾向さえつかめば、未来が予測できるというわけです。
多少プライバシーの面が気になるが、病気や犯罪の抑止に繋がっているので、
私的には、良いことだと考えています。
NHKの放送の中でも、早期出産の子どもへの抗生物質の投与について、
そのタイミングを従来なら、熱が出るなどの症状が出てからだったのが、
その症状が出る前の段階で予測し、抗生物質の投与が行われている
海外の病院の話が紹介されていました。
従来なら、あのお子さんは助かってはいなかったかも知れない。
その予測(情報分析)を行ったのが、医療関係者ではなく、
金融の世界でビッグデータを取り扱っていた経験を持つ人だった。
このあたりも、時代の流れを感じます。
一度も会ったことのない人のために、自分の経験や知識がデータとして、
(知らないうちにですが)活かされているということですね。
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一方、介護疲れや育児放棄で、家族間での殺人があとを絶ちません。
核家族化が進んだことや、医療の進歩があって、介護、子育てと言う、
従来なら当たり前の家族間でのやり取りが失われ、それを極端に、
負担に感じてしまう人が出てきている。
そんな世情もあってか、熟年の離婚や、結婚が盛んだ。
「夫の介護が嫌。別れたい」という妻の声をよくきく。
また、老後が独りなのは寂しいというのもある。
しかし、そのあたりを逆手にとって、資産家の男性高齢者の命を奪いながら、
私服を肥やしている(と、思われる)女性が先日京都で逮捕された。
この事件の数ヶ月前にこんな書籍が出版されていた。
「後妻業」(黒川博行著)
実際起こった事件に酷似しているので恐ろしいくらいだ。
この著者へのインタビュうーが先日あり、TVで放映されていたが、
大まかな中身で言うと、男性(父)は子どもより最期を看取ってくれる人に、
財産のすべてを渡したいという気になるようだ。
これが女性(母)だと、子に譲りたいとなるので、こういう事件は起こらない。
では、どうすればこういう事件がなくなるかと言うと、著者いわく、
「一緒に住むしかないでしょう」とのこと。
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どんなに時代や医療、周辺技術が進んでも、
最期はやはり家族の愛がすべてだと実感する出来事でした。
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