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本年度のタレント名鑑撮影のレポートを忘れていました。
幼稚部で研究生となってから毎年撮影していただく宣材写真。
いまはプロダクション部門に籍を置かせていただける身となり、
研究生のときの、効率よい流れ作業的に、受付してからメイク、撮影の順番に何時間も待つことがなくなったこと。
撮影日と時間を一人分確保され
待つことなく、ヘアメイクと撮影にたくさんの時間を割いていただきました。
ヘアメイクはヘアに一人、メイクに一人とまた贅沢についていただき
今回も目の下のクマと吹き出物跡が気になることを伝え、
いい加減、そんな注文をしなくてもメイクさんが困らないようにツルツルな肌にメンテナンスしなければならないのに…と反省。
特に言われていることは、夏をこえてすぐの撮影期間なので日焼け対策は万全にしろ!ということ。
名鑑撮影でなくとも、常にいつ何時と呼び出されてもいいように身体、肌のコンディションをも万全にしておくのが俳優、タレントの仕事ともいいます。
年齢的には20代というより30に近い歳なので、若作りして若くフレッシュに写りたいところだったが…年齢相応に写るのがいいのでしょう。もう母親役をやり年齢なんですから、いつまでも高校生大学生の役まってまーす!は…。
若い子はいくらでもいるこの業界。
いくら若作りしたところで、若い年齢設定のお仕事の話はいただけないだろう。
なにせ、名鑑は年齢順になっており、若い子から探すに決まっているのだから。
と、思っていたら、ヘアメイクさんが前髪セットに力を入れ始めました。
「女子にとって前髪は命の前髪ですからね?」と言いながら。
それ、最近のアイドルがいうセリフですよ?とつっこみ。
私がこの世界にいて散々言われてきたことは…
おでこには第三の眼があるからなるべくおでこを出す!
顔を売るためにはおでこを出す!
しかし、前髪の中にわしゃわしゃしたものをはさみ浮かせ、ピシッと綺麗に揃うことにより、少しでも若く、せめて20代前半の印象に慣れるなら…と本音と欲にまけました。
いざ撮影に入り、1枚シャッターを押せば
「腕の傷が…」とメイクのなおし
また再開したかと思いきや
「まだ目の下のクマが…」とまたメイクさんが治しにきてくださり
さらに止まったかと思ったら
「前髪が気に入らない」とマネージャー
「ごめんなさい、もう年齢的にガタがきててなおしようもないですよね…お手数かけます。」
と、前髪揺らせないからペコペコもできず。
バストアップの撮影していただいたあとに
全身。
ポージングはあらかじめ自分で考えてこなければならないのですが、いつもその場で適当にやってるし、と思いつきでやっていたら
カメラマンが一言
「それ、空飛びそうだね」
私が、フィギュアの構えのようなポージングをしたらしいです。
…なんか良く分からないけど、その場がうけたからいいか
というわけで名鑑撮影にはたくさんのスタッフの方が関わっているのです。
たかだか1枚。
されど1枚。
名鑑冊子にすると見開き4分割の人枠にバストアップと全身の1枚ずつしか掲載されないのですが、これだけのことが売れない俳優の私なのにかけていただいているのです…
いや、もしかしたら普段からメンテナンスがしっかりできていればこんなに肌に補正するためのメイクの時間はかからなかったのかもと大反省でありました。