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2014/10/27

地方の演奏家協会オーディションを受けてきました。

春季と秋季と募集があり、秋季のオーディション日程はいつになりますか?という問い合わせをしたところ
秋季は問い合わせした私しか受験者がいなかったらしく、私一人のためにサロンホールをあけていただき、事務の方をはじめ、大先生方に歌を聴いていただけたのでした。

オーディションでは、外国語の歌曲、日本語歌曲、オペラアリアの全部で3曲でした。
所属する歌劇団の入団オーディションは歌曲2曲、日本語歌曲1曲、アリア3曲提出し、当日指定された2曲を演奏しました。(しかも1番だけとか途中でとめられる)
ぶっ通しで3曲を演奏するのは相当なテンションや体力を要しましたが、審査の先生方があたたかく聴いてくださり、歌いきることができました。

今回、東京を拠点として活動をしている私が地方の団体のオーディションを受けた理由がいくつかあります。

私は地元という場所がありませんが、
いくらかの地方で育ってきました。
昨年は父の実家のある新潟で歌わせていただける機会をいただき、それがきっかけでカフェコンサートまで開催させていただけたり、来年またホールに呼んでいただける権利も獲得しました。
しかし、母方の実家で歌う機会は全くありません。
高校時代3年間は母の地元で、祖母の卒業校でもある女子高に通わせてもらいました。
音楽科もありましたが、普通科に進学し個人的に声楽レッスンに通いました。やはり音楽科や音楽大学への憧れはどこかにあったのかもしれません。
普通大学卒業をして、オペラ歌手養成所を修了し、声楽家だと語ってるところからみると、結局音楽に戻ってきたのね、回り道したねとよくいわれます。

質疑応答ではやはり、なぜ東京にいるのにわざわざ地方の団体な入会したいのかとたずねられました。

ひとつは、祖父母に私の舞台姿を見せたいということ。
いつも金銭面で応援してくれる祖父母は、遠方のためなかなか関東には出てこられず、ついには、祖母はとある病気で闘病生活をはじめることとなりました。
祖父は視力の低下でかなり視野が狭くなってきているとか…
元気なうちに祖父母の土地で舞台姿をみせたいのです。
もう一つは、出身高校に私が声楽家として活動していることをアピールしたいこと。

あと、地方なのでコンサート企画があってもオペラ制作がそこまで意欲的ではないので、もしオペラ企画がなされるなら、自分が出向いて関わりたいということ。

地方でも「歌劇」が普及してのオペラアリアガラコンサートだと思っているので、どんどん小劇場のオペラをやっていきたいな…と妄想が膨らみました。

というわけで、結果は後に送られてくるそうなので、活動の場が広がりますように。

2014/10/27 12:41 | uika | No Comments