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秋の気配深まる10月の東京.
晴れ渡った青空の下、Place Mを再訪しました.
あの夏のことが、遙か遠くに思えるくらい
過ぎてしまうものの速度は速く感じています.
移ろい行くものたちや過ぎて行ってしまうもの
そして新たにこれから来るだろうこと…
そんな、今までは曖昧にしていた…していてもよかったものを
今度は確かなものにするためのアクションとして
今回の再訪の意味でもありました.
そういうものの中で、残したもの、残されたもの
それは一体何なのだろう..過ぎ去ったものへ向けてではなく
「これから」来るべきものたちへ向けて
僕が残せるものって何だろう…
「曖昧」に..なんかじゃなくて、確かなものとして
ひとつだけでもいいから、残せるものがあったなら…
そんな衝動に駆られつつも今年の夏の、
この場所までの道程とその渦中を想うと
そう軽々に再びこの場所を目指す..とは言えないけれど.
新しい何か…近い未来に、作品となるものへの
想いが、自分の中で既に動き始めていて
何かを形作ろうとしていることもまた確かでもあって.
そういう挑戦していこうとする自分を騙せないし、止められない..
離れられない..それでも良いのかなとも思っていて.
キツイのは間違いないのだけれど…
そう考えてみると、始まって〜終わって..と
流れは過ぎてしまうものばかりだと考えてしまっていたけれど、
「今居る場所から」もっと目を凝らして、見つめること、耳を傾けることから
もう一度、始めてみることで「これから」が見えて来るのかな..と感じていて.
それは、ひとつ今年の夏にここまで辿り着いたっていう
「積み重ね」たことによって、
今までは見えなかったり感じ切れなかったものを、
出来るようにさせてくれているのかなとも思えて.
それってたぶん、すごく「豊か」になっている..
いうことなのかもしれないって思っています.
今までより少し、違う場所..決して高くはないけれど
そこで見つめたり感じたりしている自分がいて.
結局は、一つ一つ積み重ねることで、
諦めかけていた、届きそうで届かなかったものに
もう一度…いや何度でも手を伸ばすことが出来るのかなと.
そうやって今までよりたくさんの想いで溢れたり、
もっと細かなところで心豊かになって行くことで
そこで初めて僕は、残すというのは過ぎ去ることではなくて
重ねていくものなのだと、「その先」を見据えながら
言えるようになるのだと思っています.
それをしっかりと胸に刻むため..
しっかり掴んで「これから」に向かうための「確信」.
あの夏、残したもの、残されたものを考える…
今回はそんな東京、新宿再訪でもありました.
滞在した3日間、東京はずっと青空で
そこで観たもの、感じたこと全部が
ずるいくらいに素敵で、やたら切なくもあって.
少しだけ嫉妬と寂しさを覚えて、羽田を後にしました.
■今月のJunkStageのFacebookページの
カバー写真に、僕の写真を使っていただいています.
遅れましたが、感謝を…
自分の写真が、サイトの看板写真になるのは
すごく珍しいし、柄では無いなーと思ったりしてて…
気恥ずかしいですが、よかったら観てもらえると嬉しいです.