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冷夏の今年、
しばらく秋風が吹き、曇り空が続き、
このまま冬に突入か、、、
なんて思っていたのですが、
ぶどうの収穫時期はキッチリと晴れ上がりました!
久しぶりに、モンタルチーノに住んでいた頃に眺めていた景色を楽しみに。
やっぱり遠くの遠くまで見えてきもちイイ〜。
子供達もこれを見て育ったんだなぁと思いながら、
かあちゃん、思う事が。
先日、故スティーヴジョブズ氏が
「子供達にはテクノロジーを制限している。
iPadも使わせていない」
という記事を読みました。
(古い記事ですね)
私もテクノロジーには反対派だったので
この記事によって勇気が沸きました。
テクノロジーを全面的に否定しているわけではないのですが、
「今の時代必要だよーー」
と、なんとなく、
「右向け右」的な考えがちょっと。。。
という私自身も若い頃は
「これがイケテル、あれがイケテル」
とイケテル物探しに触覚を張り巡らせていたのですが、
突然マクロビオティックの世界にどっぷりとハマり、
自分の世界が一新しました。
そこで感じたのは、
「自分に触覚なんてなかった」
なんですね。
一人でひたすら
目に見えるもの、手に取るもの
陰か、陽か、と考えていました。
そしてモンタルチーノに来た頃、
「イケテル=人まね」だったと陥りました。
モード=ファッション最先端、
イタリア語ではモーダ、
本来の意味は
群れをなして同じ事をする、世間に受け入れられる
だそうで。。。
当時のイタリアの田舎は、人もとっても田舎だったのですが、
この14年で子供は変わりました。
テレビにかじりつき、
コンピューターを操作し始めて、
7、8歳からスマートフォンを操り
友達同士でメッセージを送り合い、アプリケーションで遊ぶ。
9歳の娘に
「公園で遊ばないの?」
と尋ねると
「誰も遊ばないよ。バールでジェラートを食べて
携帯で音楽を聴いて、町をブラブラと歩くんだよ」
と返答が。
携帯を持たない娘は大変だろうなと思いつつ、
ガッカリ気分が晴れない私。
幼少期の真似事をして学ぶ段階の後の時期、
学んだ事を発展させて何かを編み出す時期に、
出来上がった物に夢中になるのは、
「触覚が!あなたの触覚削らないでーーー」
と叫びたくなるかあちゃんです。
触覚維持のためには自然は最高!
さあ、目を開いて、感覚を研ぎすませて、
食べられるキノコを探してください!!
登れ!登れ!と煽るかあちゃん。
ところが、後からゼーゼーと登り切った私に
「待ってたよ」と
長女が見つけたタマゴ茸!
色も形も香りも本当に良い!
こんな中から
こんな小さなフィンフェルリを探し出すのですから、
やはり触覚はかあちゃんの負けなようです。
週末のお天気に誘われ海まで。
10月はさすがに寒いだろうと思っていましたが、
あまりの透明感に子供達は
流木をボート代わりに大はしゃぎ。
地元のマウロさんが素潜りで得た獲物に、みんな興味津々。
「タコは頭がいい」なんて話に夢中です。
こちらは大人が建てた流木小屋。
ひたすら穴を掘った後は、
その濡れた砂で
ポルペットーネ(でっかい肉団子)。
楽しい!
人間の触覚って、どれほど維持出来るんでしょうかね。