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日本のお友達とチャットをしていて、ふとこんなことを言われた。
「マレーシアってイスラム教の国なんでしょ?最近イスラム教の国って危ないってニュースがいっぱい流れてるけど大丈夫なの?」
あー、またか。
そんなことを思ってしまう。
マレーシアに住むようになって、そういうことを言われることが多くなった。
世界で16億人を超えるイスラム教徒がいる。
およそ世界に22%、4,5人に一人はイスラム教徒。
そんな巨大な宗教だけど、多くの人がイスラム教という名前を耳にするのは悲しいニュースの報道だけ。
だから、イスラム教=怖くて危険というイメージが付いているんだと思う。
特に日本では、イスラム教徒の人と出会うことはほとんどないからなおさらだ。
正直に言えば、私もマレーシアにやってくるまでは、イスラム教=怖いというイメージがあった。
けれど、マレーシア人や中東、インドネシアの人たちと出会うようになって、そんなイメージはなくなった。
世界を見渡せば、中東のほとんどの国が親日国。もちろんマレーシアやインドネシアも同じように日本の文化に興味を持ってくれる人は多い。
そんな人たちと触れ合うと、イスラム教=怖いというイメージは全くの偽者だったんだと感じる。
彼らから、米国やその他の国に対する過激な発言を聞くことはないし、彼らの人柄も決して凶暴でもない。
過激派と呼ばれるイスラム教の人々はごくごく一部だし、その他のイスラム教徒だって彼らの行動を悲しんでいるし、恐れていたりもする。
歴史を紐解けば、キリスト教もユダヤ教もイスラム教も宗教の名の下に恐ろしく長い戦いをしてきている。
宗教を持たない日本人にとっては、宗教の名のもとに戦争を起こし戦いが起こるということ自体理解できない。
だからこそ、イスラム教の悲しいニュースを聞くと余計に恐ろしさを感じるし、イスラム教全体が悪いものというイメージを持ってしまう。
イスラム教に対する誤解。
イスラム教に対する理解。
日本人がイスラム教に対する正しい情報を触れる機会がもっともっと増えたらいいなっと思った。