« 【ご報告】7/20に出産し、一カ月が経ちました | Home | 消えゆく店の灯 »
近くのビオ菜園で頂いたズッキーニ。
「詰め物をすると美味しいよ」
と言われたので、早速、
くり抜いた中身とツナ、オリーブ、玉葱、パン粉に
オレガノ、バジリコ、タイムなんかを混ぜて叩いて詰めて焼いたところ、
肉厚でとっても美味しかったです。
さて、8月に入ってやっと、
夏らしい暑さになった南トスカーナですが、
時折、秋を感じさせる風がもう吹くんですね〜、残念。
涼しいのを良い事に、我が家の8月はグウタラです。
嫌でも「宿題」の2文字が迫ると、
何もかも嫌になるんでしょうね。。。
これではいけないと
自転車で気分転換!
と出たのですが、緩やかな坂を登り続けていると
後ろでチビちゃん、
「マンマ〜、喉が渇いたよ〜」
と泣き出しました。
「帰ろうよ〜〜」
人気がないのを良い事にワーワー泣き出しました。
「心に溜まった物が出て来たのか?!」
と内心喜ぶかあちゃんですが、
水を持って出なかったのは失敗。
引き返すも、続けるも、同じような距離。
さて、、、、、
ありました!水分!
道々、よーく見るとあるある、
野生のブラックベリー。
ワーワー泣いていたくせに、何粒かパクパク食べると
「もう足も痛くないし喉も乾いてない」
と、
こんな状態に。
もう手も口も真っ黒です。
変な天候で、全部が熟れているわけではなかったのですが、
イバラに手を突っ込んで、
プックリと膨らんだ真っ黒の実を選ぶと本当に甘くて美味しい!
機嫌もよくなりますね。
そんなチビちゃん、この夏、習得した事が2つ。
1つは泳げるようになりました!
泳げるとは言いがたいのですが、
足がつかない所もスイスイ犬掻きで進めるようになったので、
ひとまずかあちゃん安心出来ます。
そしてもう1つ、
ついに馬に乗れるようになりましたー。
最初から言われていた通り、
すべて一人で出来なくてはいけません。
馬のお世話から、
鞍をつけるのも、足置きを調節するのも一人で、
最初は綱を引いてもらって練習していたのですが、
徐々に綱もなし、鞍を外して一人で乗ってみたり、
後ろ向きでバランスを取ったり。
これは馬の繋ぎ方。
ロープの結び方をなんどもなんども、
完全に覚えるまでやっていました。
繋いだ後は、
蹄の掃除。
馬って本当に心を読んでしまうんですね。
体重の軽いチビちゃんが馬の足を持ち上げるのは大変。
「私がやるとなかなか足をあげてくれない。。。」
と言ってしまったもんだから馬もそのつもり、
蹄一つに結構時間がかかりました。
そこで現れたお姉ちゃん、
「こうするねんよ」と、
なんと、自分のお尻でドンと馬を反対側に押しました。
すると自然に反対の足に重心がかかり、
楽々足が持ち上がるんですねぇ。
さすが!
動物相手は良い知恵比べになるなぁと感心したかあちゃんです。
そんな最初は頼りなかったチビちゃんも、
今では「トロット!」とパカパカ乗ってるんです。
いやいや、頼もしい!
「カッコイイ乗馬の世界もあるけどね、
馬と一体になれる感覚もいいもんよ」
と、ここの先生。
カッコイイばかり追い求めるのではなく、
じっくりと付き合い、
関係を良くする事を一生懸命考えるのは
とても大切なことではないでしょうか。
馬の態度によって、こちらの態度を変えてみる、
馬の気持ちを理解しようとする、
一方通行ではなくて、
反応が返って来ると、子供達の目もキラキラしてきます。
そして、
かあちゃんとしても学ぶ事が沢山ありますね〜。
馬にごはんを配り歩くと、
一斉に頭を垂れて、
ゴリゴリゴリゴリと咀嚼の音だけが響きます。
さあ、私たちも帰ってごはん!
焼いた Ombrina (スズキの一種)に
採れたてズッキーニと夏の黒トリュフ。
とうちゃん、ありがとう。
馬
予約をすれば、馬車で田舎道の散歩なども出来ます。
こんなトスカーナのバカンスもいいですよ。
英語、ドイツ語、イタリア語OK。
http://www.equitazionedicampagna.com