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「結婚披露宴って、何をすれば盛り上がりますか?」
とてもよく聞かれる質問です。
そして同時に、回答が難しい質問でもあります。
結婚披露宴において、ゲストがワーッと盛り上がるシーンには、どの様なものがあるでしょうか?
ファーストバイトで、新郎の口元に、溢れんばかりのケーキが運ばれた瞬間…
ご友人達が大勢で登場しての、余興のダンスや歌の披露…
ムービー映像で、お二人の意外な過去の姿が写し出された時…
可愛らしい親戚の子どもから花束のプレゼント…
挙げればいくらでも出てきます。
しかし、いくらネタがあっても、
「ズバリこれをやるべきです!これをやれば絶対に盛り上がります!」
と回答するのはなかなか難しいものです。
100組の新郎新婦がいれば、一見同じ様に思えても、100種類の異なるタイプの披露宴があり、全ての新郎新婦にあてはまる統一したアドバイスというのはなかなか出てこないものです。
例えば、お二人が歌やら楽器演奏やら、何かパフォーマンスを披露すれば盛り上がるかもしれませんが、人前で何かすることが苦手なお二人だとしたら、何かを披露しようとしても、それがプレッシャーになってしまうかもしれません。
楽しくしたい、盛り上げたい、そのためには何かをしなければいけない…と思い、無理に何かをしようとすると、結果的に楽しくなくなってしまうかもしれません。
酒井の実感ですが、進行上、余興などが少なく、その分お食事・歓談時間がゆったりと長い披露宴の方が、むしろ新郎新婦のメインテーブルにゲストが集まり、ワイワイ盛り上がって楽しそうに見えることもあります。
それから、通常の進行で行われることに、プラスアルファ何か加えると、それだけでワーっと盛り上がることもあります。
例えば、ケーキ入刀をした後にファーストバイトを行うことはあるかと思いますが、それに加えて、それぞれのお母様からケーキを食べさせるラストバイトを行うですとか…
カラードレスにイメージチェンジをしての再入場を行う場合に、ドレスの色あてクイズとして、事前に何色のドレスで登場するかをゲストに予想していただいたりすると、そうでないときよりも、再入場のときのゲストのテンションは高くなることでしょう。
このドレス色あてクイズの様に、ゲスト参加型のイベントを何か組み込むというのは、結構効果的かもしれません。
折角だから披露宴を盛り上げなければ…と思うよりも、色々と楽しいことを思い浮かべて、想像の中に浸っているうちに、答えは出てくるかもしれませんね。
次回は、「浴衣浚いがありました…」(古典芸能)をテーマにしたコラムをお届けします。