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そろそろ満開近し、
ジャーン!
写真を撮る私の背中側も、
向こうに見える丘の後ろも、
行けど行けど、どこまでもヒマワリで
気分が上がりまくるブオンコンヴェントです。
一種類の物が一面にあるのは
あまり好きではないのですが、
よく見るとちゃんと、間に雑草の小さな花が咲き乱れているんですよ。
それもまた様々な色で
本当にうっとりとしてしまいます。
さあ、お花畑を抜け、
シエナ、フィレンツェ方面へ車で約40分、
ダンテ アリギエーリが神曲の中で、
「空を響かす木星を脅かす巨人の冠」
と例えた街、
モンテリジョーニで中世のお祭りが
毎年この時期にあります。
14の塔のうちの1つを潜ると、
そこはもう、
中世の時代。
「道を開けよ!」と聞こえたかと思うと
ゾロゾロと騎士の行進が。
広場まで来たとき、
「こっち向いて!」
の一言に一斉にポーズを取ってくれるお茶目な人たち。
道にツラツラと並ぶお店屋さんも
シンプルに木と布で、
手作りのものがたくさん。
ご飯を食べるのも、
木製のフォークにナイフ、
お皿もワインのコップも皆陶器、
プラスチックでは出てきません。
(ちなみにこれ、貰って帰ってもいいんです。
記念にもって帰ってくださいね)
そしてそして、
買い物をしたり、注文をしたりも、
ユーロは使えません。
街の入り口で中世のお金に両替をします。
メニューにもこの通り、
ユーロ表示は一切ありません。
違う広場へ行けば、
自然の染め物たちが。
色が本当にきれい!!
だけど後ろがなんだか騒がしい。
騎士達の剣の戦いが始まっていました。
5ポイント制で反則が認められたら直ちに終了となっていました。
本物の鎧を着て、本物の剣を振り回すのに
どれだけの力がいるんでしょうね。
そばで見ているだけで
重々しい音が響きます。
また別の広場には
子供達が遊べる木のおもちゃが。
当たり前ですが、電子ゲームのように
ワンタッチで元には戻りません。
前へ進ませたら後ろへ戻さないといけないし、
倒したら、また立てないといけない、
飛ばしたゴムも探して拾わないと、、、
こちらのほうが
子供達は夢中になれるとかあちゃんは思っています。
それにしても、
「騎士」は憧れの的だったんでしょうね。
ついでに、
こんなお店もありました。
テンプル騎士団のミステリーショップ。
特別展示室が併設されていて
リアルでゾクゾク感一杯でした。
ブーーーーーーーンンン
と空から古いプロペラ機の音がすると見上げると、
モンテリジョーニのこのお城は今年で800年なのです。
あっちにもこっちにも、
色んなことがありすぎるくらい、
一日中みんな大興奮で、
最後、塔を潜り出て
現世代の自分の車に乗った瞬間
がっくりと疲れが出て子供達は寝てしまいました。
夏の間はいろいろな街で
中世のお祭りが開かれます。
一つ、タイムマシンに乗った気持ちになって
塔を潜ってみてみませんか?