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気が付けば今日で7月も終わりですね。
先日ビアガーデンに行ってきたのですが、なんで熱帯夜と焼肉とビールというのは相性がいいのでしょう…うっかり飲みすぎて二日酔いになってしまいました(^_^;)
ところで今日はドレスのお話です。
今までもドレスについてはいろいろと書いてきましたが、実はその選び方には一定の傾向が見受けられます。制服のないお店の場合、一般には背が高ければロングドレス、短ければミニドレスを選ぶのが鉄則ですが(そのほうが等身のバランスがよく見えます)、スカート丈や色、デザインでもかなり嬢自身の個性が補正・増強されるものだからです。
ドレスの選び方の基本ルールは、まず自分に似合うもの。
そのうえで、自分をどう見せたいか、という観点からまず色を絞ります。
しっとりした雰囲気やお客様層が大人めであるような嬢だと定番カラーは黒・白・シャンパンゴールドあたり、逆に若さがウリで元気で明るい、という雰囲気のお店に勤務しているならパステルカラーやビタミンカラーが定番色になってきます。ドレスの場合、面積がかなり大きいのでこの色選びは自己演出において一番大事なポイントになってくるのです。
次に大事なのはスカート丈。
やはり短いほうが元気な印象になりますし、長いとおとなしく清楚な印象になります。一般に制服としておそろいのドレスがある場合はロング丈が多く、高級感を売りにするお店もその傾向がありますが、制服がないお店の場合は自分の身長・脚の長さなどで自分にとって最適の丈のドレスを選ぶことになるわけです。
ただ、長いスカート丈の場合はデザインにも印象が左右されます。
というわけで三つ目の要素はデザインです。
ドレスの場合、ベアトップ・ワンショルダーのノースリーブ型が多いですが、夏になると花魁ドレスと言って浴衣のように袖があるタイプのドレスも人気があります。これは婀娜っぽい雰囲気になるのが人気で、難しいところですが…正直、「あなたは着ないほうがいいのでは?」という人もいるにはいますので、着用には慎重に慎重を期したいところです。また、スカートの丈部分の始末もフリルなのか、切りっぱなしなのかなどでシルエットも変わりますし、お客様に与える印象もかなり変わります。たとえばシャンパンゴールド+ロング丈+ストレートシルエットだとしっとりとした印象に、オレンジ+ミニ丈+フリルシルエットだとかなりかわいらしさに振った印象になるわけで、中身がそれと合致しない場合予期せぬギャップをお客様に与えたりするからです。
夜の仕事において、ドレスはやっぱり戦闘服。
着たい服ではなく似合う服を着る、それよりはもう少し違う次元でお客様に与える印象を左右する服選び。自分ではなく他人を服選びの基準に据えるからこそ、嬢の女の子たちは、きれいになるのかもしれません。