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2014/06/30

同じ日に2回更新してしまってすみません。

前回WJDの記事を書きましたが、
その呑み会での出来事を少しだけふりかえりたいと思います。

僕には、
同世代で未だにジャグリングを続けている友人……というのが大変少ない現状になっています。
学生時代の同世代のコアなジャグリング仲間は、半分はプロに。残りのだいたい半分はジャグリング自体から引退した状態となっています。

半分プロになっているのは凄いと思いますけれど。

つまり、
僕のように「アマチュアでジャグリングを楽しむ」というスタンスのジャグラーと言うのは、
「ほとんどいない」と言いきっていい状態となっています。

その、残り1人であった僕自身も、最近は「ヒョウガ君」という相棒を得たおかげで、
「アマチュア」と言っていいのかどうかわからない状態になっています。

まあ、ヒョウガ君には中の人などいなくて、
僕はしがないマネージャーであることは何度も言っていますけれど、
ともかく、「純粋にジャグリングを楽しみ、そして、ジャグリングの大会等に挑む」という
同世代のジャグラーは本当にいなくなってしまった。

少し上の世代に1人いますが、その彼も、そこまで遠征に熱心では無かったりするので、
やはり、「同世代」には「いない」。

しかし、少しずつ、少し下の世代もそういう状況になりつつあるようで、
最近は、イベント事に、僕が年齢の頂点になるかならないかくらいの
我々が「社会人呑み」と呼ぶ呑み会がイベント毎に開催されるようになってきました。

これの転機は昨年12月の社会人大会の後かな。
その後、ことあるイベント事にこんな呑み会が発生していまして、
もう、この呑み会に参加するためにイベントに行くようなもんです(笑)

一次会などは、
「ジャグラーで」「同世代(少し年齢は僕より下だけど)で」「ゲームが好き」という4人が
1つの机に集まって、
他のジャグラーですら近寄れない空間となってしまいましたw
(とても楽しかったと心から言います。 Rさん、Bさん、Y田、是非またやりましょう。)

ところが、
二次会になったら、何故か、僕のジャグリングの現在のスタンスについて
とても僕が責められ続けまして。
大変悲しい状況になってしまいました。

先の日記にも書きましたが、
「なんであなたはシガーボックスをやらずにクラブばっかり練習しているんだ!!!」
「あなたのやるべきなのは竜半ボックス(ドラゴンボックス)(※最近使ってる道具です)ではない!!!!」
要約するとそんな感じであったと思います。

因みに、本当に最近この手の話を良く言われます。

その二次会では完全に四面楚歌だったので、強く反論することはできなかったですし、
何より感情的になって場を委縮させるのはどうかと思ったので強く言うことはできませんでしたが……

まあ、ただ、家に帰って、冷静に考えてみると、
何故こういうことを言われてしまうのかと反省する部分もあります。

例えば、僕も昔某さんが素晴らしいジャグリングのパフォーマンスをしているのを見て……
いたのですが、その後その人は、ジャグリングからパントマイムに方向をシフトしていきました。

その時、「いやいや、本当はこの人は凄くジャグリングがうまいんだ、みんなこの人のジャグリングを見てほしいんだ!!!」という思いがとてもしました。

僕は……自惚れているわけではないですが、
確かにJJF(日本大会)で3位をとるなど、シガーボックスを使ったパフォーマンスで、
人前に立ち……そして、拍手を受けてきた者です。
いわば、「竜半節」というものがあるわけで、その「竜半節」というのは、僕にしか出せないもの、
だから、その「竜半節」をまた見たい、 そういう意見なのかなぁ

……と、前向きにとらえればいいんでしょうか。

こんなことを書くと本当に思いあがりも甚だしいと思ってしまうわけですが………

ただ、「「竜半ボックス」を使ってまでIJA(国際大会)に出たいんですか?」
とまで言われたわけですが、それについてはしっかりと反論をしておきましょう。

「出たい」です。
IJAは僕がジャグリングに本格的に目覚めた舞台であり、あのステージに立つということは
僕のジャグリング生涯における目標でもあります。

まだ大学一年生だった僕に、先輩方が忘れもしない、箕面市の「西南公民館」で見せてくれたIJA1999年の
ビデオ、克明に覚えています。
当時、「5つのボールを投げれることが一番凄い」と思っていた僕にとって
「7つのボールで」「技をやる」ということがどれくらい強烈なインパクトとして伝わっていたか。

当時と比べ、多くの日本人がIJAに出場するようになって、
「IJAのチャンピオンシップに出る」と言うこと自体の相対的な価値観が失われつつあるように思いますが、
僕にとってまったくそんなことはありません。

「じゃあ、何故シガーボックスじゃなくて「ドラゴンボックス」なのか?」

それは、現時点で、シガーボックスのガンガンな技を見せるよりも、
「ドラゴンボックス」という新しい道具の面白いところを観客に向けて発信したいからです。
現時点で、「ドラゴンボックス」という道具は世界的に見てまったく新しいジャンルの道具であり、
既存の道具には存在しないファーストインパクトが望めます。

「ドラゴンボックスでやっている技が既存シガーボックスの技の延長上であり、インパクトが薄いのでは」

これはその通りで、現状ではまだまだ演目として甘いということは自覚しています。
ただ、そこまで高度な技は要求されていないと思っていて、
何故なら、いわば全ての技が初見であり、難易度を測る手段が審査員にあるかどうか
微妙なところだからです。

あと2つインパクトのある技があれば充分だと考えていて、
そして、その技は必ずしも技術的に難しい技では無くてもよいと思っています。

……まあ、ともかく、
演者の僕が「今大会でやりたいもの」はドラゴンボックスであり、そこは見守ってほしいなぁと思うわけですが、駄目なんでしょうか。
「(社会人大会で、シガーボックスを使わずにドラゴンボックスだったので)がっかりしましたよ」
とまで言われてしまいましたが、新しいことに挑戦しようとしていること自体を否定されると
こちらとしてもがっかりです。

2014/06/30 11:55 | ryuhan | No Comments