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2014/06/30

有名ミュージシャンが覚せい剤を使用していた容疑で逮捕されましたね。

最近では、脱法ハーブを吸引した男性が車を運転、歩行者に突っ込み、

女性が亡くなられました。

薬物の使用の怖い点のひとつに、薬物を断ち切れず、依存してしまうことが挙げられます。

H21年犯罪白書によると、執行猶予4年の間に、3人に1人は再び薬物に手を染めています。

こういう依存体質の人は、どうしれば立ち直ることができるのでしょうか。

市民活動の面から考えてみたいと思います。

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覚せい剤や脱法ハーブは身近なところで取引が行われ、未成年でも簡単に手に入るそうです。

子育て中の私にも、大変怖い事実であります。

しかし、そういう薬物だけではなく、普段私たちは様々な「依存症」と向き合っています。

たとえば「アルコール」や「タバコ」などの日常生活に深く入り込んでいるものや、

「ギャンブル」なんかもそうですね。

そういう依存症からどうやって立ち直るのか、また、どうやってそういう人を支えるのか。

ここは、市民活動の大きな市場があると言えます。

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私は市民活動の基本は、「当事者が立ち上がる」ことが大切で自然な流れだと思っています。

依存体質から立ち直りたければ、依存している人を立ち直らせる会にかかわるのが一番です。

アルコール依存症から脱するための会は、日本中たくさんあります。(断酒会など)

私の父も、依存症の一歩手前人だったので、兄がそういう団体の方と繋がりがありました。

自分のみっともない経験や、辛い心情を人に語り、その話を聴いた人達に

改善がみられるなどの反応があると、その人の症状にも改善がみられるのは間違いのない事実です。

犯罪を取り締まるための法律はあっても、改善するためのプログラムは完璧ではありません。

再犯率が高いのはその証拠といえます。

そんな現状を少しでも改善するためには、特に依存体質の方には、

その経験を他者に話すことで大きな改善が期待できると言えます。

そういう場を作ることが今求められています。

行政も、単に罪を裁くのではなく、その人の人生を素晴らしいものにするための支援として、

そういう場をつくる活動に大きな支援をお願いしたいのです。

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繰り返しになりますが、市民活動の基本は、自身の辛い経験を活かす事でもあります。

カッコいいものではありませんが、何度も同じ罪を犯し、みっともない姿を晒すことは

人としての尊厳を自ら放棄しているといえます。

薬物かかわらず、罪を犯した人が社会復帰したときのサポートが不足しています。

(同時に被害者のサポートも大切です)

こういう支援が市民活動レベルで、絶対的に不足しているのが現状です。

「何かを始めたい」と感じている人には、魅力的な市場でもあります。

必要としている人が多く、社会貢献も目に見えて実感できるでしょう。

私も微力ですが、難病患者さんの支援のノウハウも含めサポートをお約束します。

立ち上がる人が一人でも出てくることを願っています。

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2014/06/30 11:42 | hamamoto | No Comments