« 「自然農」学びの場のこと | Home | 馬の博物館 »
有名ミュージシャンが覚せい剤を使用していた容疑で逮捕されましたね。
最近では、脱法ハーブを吸引した男性が車を運転、歩行者に突っ込み、
女性が亡くなられました。
薬物の使用の怖い点のひとつに、薬物を断ち切れず、依存してしまうことが挙げられます。
H21年犯罪白書によると、執行猶予4年の間に、3人に1人は再び薬物に手を染めています。
こういう依存体質の人は、どうしれば立ち直ることができるのでしょうか。
市民活動の面から考えてみたいと思います。
———–
覚せい剤や脱法ハーブは身近なところで取引が行われ、未成年でも簡単に手に入るそうです。
子育て中の私にも、大変怖い事実であります。
しかし、そういう薬物だけではなく、普段私たちは様々な「依存症」と向き合っています。
たとえば「アルコール」や「タバコ」などの日常生活に深く入り込んでいるものや、
「ギャンブル」なんかもそうですね。
そういう依存症からどうやって立ち直るのか、また、どうやってそういう人を支えるのか。
ここは、市民活動の大きな市場があると言えます。
———-
私は市民活動の基本は、「当事者が立ち上がる」ことが大切で自然な流れだと思っています。
依存体質から立ち直りたければ、依存している人を立ち直らせる会にかかわるのが一番です。
アルコール依存症から脱するための会は、日本中たくさんあります。(断酒会など)
私の父も、依存症の一歩手前人だったので、兄がそういう団体の方と繋がりがありました。
自分のみっともない経験や、辛い心情を人に語り、その話を聴いた人達に
改善がみられるなどの反応があると、その人の症状にも改善がみられるのは間違いのない事実です。
犯罪を取り締まるための法律はあっても、改善するためのプログラムは完璧ではありません。
再犯率が高いのはその証拠といえます。
そんな現状を少しでも改善するためには、特に依存体質の方には、
その経験を他者に話すことで大きな改善が期待できると言えます。
そういう場を作ることが今求められています。
行政も、単に罪を裁くのではなく、その人の人生を素晴らしいものにするための支援として、
そういう場をつくる活動に大きな支援をお願いしたいのです。
———-
繰り返しになりますが、市民活動の基本は、自身の辛い経験を活かす事でもあります。
カッコいいものではありませんが、何度も同じ罪を犯し、みっともない姿を晒すことは
人としての尊厳を自ら放棄しているといえます。
薬物かかわらず、罪を犯した人が社会復帰したときのサポートが不足しています。
(同時に被害者のサポートも大切です)
こういう支援が市民活動レベルで、絶対的に不足しているのが現状です。
「何かを始めたい」と感じている人には、魅力的な市場でもあります。
必要としている人が多く、社会貢献も目に見えて実感できるでしょう。
私も微力ですが、難病患者さんの支援のノウハウも含めサポートをお約束します。
立ち上がる人が一人でも出てくることを願っています。
———————–
私の自己紹介や、なぜ社会福祉や市民活動の事に話題にしているのか?と感じた方は、
画面右横にある、「TOP(初めての方は此方へ」)と、「過去記事一覧」もあわせてご覧下さいませ。