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何やら禍々しいタイトルなのですが。
決して犯罪を煽る内容ではありません。
ネイルのような技術職の場合、優れた技術を持つ方のデモンストレーションを見て学ぶ機会も多いと思います。
今回は、そんなデモを見る際のコツなどをお話ししようと思います。
その華麗かつ的確な技術に思わず見とれてしまうものですが、
せっかくのチャンスです。
しっかり頭の中にインプットしてイメージトレーニングの糧にしましょう。
手元をアップで見ることが出来る、モニターなどであれば問題ないのですが
直にそのテーブルに集まって見る際などは、立ち位置から意識すべきです。
デモンストレーターの利き手とは反対に立つ、のがおすすめです。
右利きの方の場合は、その方の左手です。
ベストは真横。その次はやや後方斜めからが良いです。
遮るものが少なく、動きが良く見えるのがこの位置なのです。
(利き手側は手で筆先などが隠れます)
真正面がベストかと思われがちですが、実は筆の角度など見える範囲が限られているのです。
ネイルの技術は「何を使ってるのか」も大切ですが、
「何をどう使っているのか」がより重要です。
筆の動かし方や当てる角度、回数や強弱などをまとめて「ブラシワーク」といい、
実はこれが技術の要だったりするのです。
よく学校の生徒さんから、
「先生と同じ物にしたけど上手に出来ない」との質問を受けます。
道具材料は同じでも、使い方(手順ではなく)が異なれば結果も異なります。
真似るべきは手元の動きなのです。
ですから、良い立ち位置を確保できたら手元の動きをしっかり観察しましょう。
自分と違う動きを発見できれば、上達の一歩を進んだようなものです。
自分のレベルにより理解や発見が異なるのが技術。
壁にぶつかるたびに、自分が憧れる技術のデモンストレーションを何度も見てみましょう。
何気なく見過ごしていた発見は常にあるものです。
最近では、トップネイリストの技術をまとめてDVDや動画もあります。
身近な勉強材料は周りに溢れている時代です。
これを活用しない手はないですね。
また、ひたすら練習ももちろん良いのですが、
質の良い練習をすることも大切です。
イメージトレーニングの効果はさまざまな分野で検証されていて、
ネイルのトレーニングもその例外ではありません。
「技術は盗むもの」とはよく言ったものだとつくづく思います。
盗んでも罪に問われないので安心して盗み、上手になりましょう!