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2011/03/22

地震、津波の発生から一週間が過ぎました。いかがお過ごしですか?トンガの鈴木です。こちらは一旦は涼しくなってきた気がしてたのですが、また暑く蒸し暑い日々がぶり返しております。シー◯リーズを体全体にぶっかけたい気分です。

さて、トンガでもやはり日本の地震、津波のことには関心がありまして、先週末はトンガの赤十字が中心になり募金活動が行われました。赤十字には日本のJICAボランティア隊員も入っており、JICA関係者、日本大使館関係者、そして、赤十字スタッフらを中心に募金活動が行われました。ラジオではその様子がライブ中継され、募金の累計の報告やまとまった額や団体からの寄付は名前や団体をアナウンス…ということをしていたみたいです。僕もちょっとだけですけど…。トンガで出来ることといえば、とりあえず、募金以外浮かばない…。後は応援するとかお祈りするとか、無形な物。それも必要だと思いますし、大切な事だと思いますが、有形な面でも何かしたいと思ってましたので、いい機会でした。

さて、私事ですが、JICAの美術隊員のもとで鉛筆デッサンを先月ほどから習い始めました。そして、その中で「私たちで何かできないか?」という話になり、強制ではないが、自分たちでトンガの素材を使ってポストカードを制作販売し、その売上を募金しよう!という話になりました。本当は、そういう話は募金云々は抜きにしてありました。トンガのデザインがあまりにもマンネリで、しかも、伝統という名のもとで、何も手が加わらず、それでいて「雑」。だから、土産屋に行っても、とても買いたいと思えない、買いたくない(爆)悲しいことに…。

ひとつの理由としては、圧倒的な情報不足じゃないかと。音楽もそうですが、みんなが同じ音楽を聞き、新しいものを知らない、視覚的、聴覚的な情報量が不足しているので、新しいアイデアが浮かばないんじゃないか?という既に帰国してしまったJICAの美術隊員の意見。全く賛同!どうも未知な物にはとっつき難いみたいです。音楽でもそうですね。僕はブラスバンドを指導していますが、新しい曲を指導するのは全くもって時間がかかります。というか、簡単な曲でも楽譜をちゃんと読めないので、誰かが演奏して、耳から覚えていくしかないんです。音楽を教えている自分としては全くもって不満の根源ですが。

ま、そのことはひとまず置いといて、「トンガの素材を使って、トンガを日本に紹介しよう」というコンセプトで自分たちでなにか製作してみよう!という提案が出されました。いいですね、こういう行動的な企画は。問題は自分たちに「商品」に値するものが制作できるかどうか(爆)というわけで、いろいろと神に落書きをしながら構想中です。トンガを日本に紹介するってどういう事か?日本はトンガのどういうものを知りたいのか?例えば日本人がトンガに遊びに来て、どういうものをお土産にして帰りたいのか?自分、こういう国に住んでまして、実はほとんど「旅行者」としての経験がないため、よくわかりません(爆)

でも、この企画が実現すれば、この離れた土地から金銭的な募金だけでなく、もっと行動的参加ができそうなので、発想力のない自分の頭を使いながら搾り出してみます。

もしも…

もしも、うまく出来ましたら、ここで発表してもいいですかね?買ってくれますかね?商品に値するものを目指して、こちら南の島から日本の大変な皆様のことを思いながら頑張ります。

ガンバレ、東北!!!

ガンバレ、日本!!!

2011/03/22 12:18 | suzuki | No Comments