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2011/03/22

3連休のうち2日間、私は初体験するライブの練習に参加したり

ソプラノリサイタルを聴きに出かけたり

初公演になる合唱団のお手伝いにいったり…音楽に浸っていました。

1週間前の震災があって、たくさんの公演、ステージが延期になったり中止になっています。

私も、2回のコンサートの本番が中止になりました。

その中で、ずっと私が行きたい!と願っていたリサイタルは

出演者のソプラノの方が

「こういう時期だからこそ心を込めた演奏をしたい」と、

リサイタルをチャリティー活動にして行うことにしたと当日知りました。

そして、3連休の最終日はゆかりのある合唱団の東京支所発足記念演奏会を

中止にするか否かで悩んでいた末、

代わりの会場を運よく見つけることができ、団員と指揮者の先生の気持ちを総合して…

「私たちに今できることは?

音楽をやるものとしてできることは、音楽を発信して元気になること。

元気になってもらうこと。

今できることは練習だ!最後の最後まで練習をしてみよう!」

ということになったそうです。

また、今週私が参加させていただくライブも、

ライブハウスが売り上げの一部を義援金として寄付する…ということなので

主催者が悩んだ末、「バンドマンにできることをしよう!」と

音楽で元気になれる僕たちから元気になって、その思いを届けよう!

どんな方法でも!

ということで、決行されることになりました。

音楽は世間にとってはエンターテイメントで、生活の中では一番に排除されてしまうものかもしれません。

娯楽を我慢する…わかります。

演奏会というものはお客様がどう感じるかであり…

お客様の安否を守るのも私たちパフォーマーの仕事でもあります。

お客様を危険な状態にすることはあってはならないのです。

だから、どの団体もどの演奏会も…息が苦しいほど悩まれたことだと思います。

私のポップスの恩師がチャリティーライブを行うというブログを更新していました。

「ほんと小さくて無意味かもしれないけど

限られた「今、できること」を小さな前進を届けられたらってことで歌ってきます!

急遽だし人も少ないと思うけどやれることをやるー!!

誰かに会うことで僕たちの不安も少しは和らぐかもしれないし

当たり前の事に感謝しつつちょっとずつでも歩き始めよう!!!」

という内容でした。

「正直、今ライブをするべきではないと思います。計画停電など節電する事が日本中に求められてる中で

今誰かが電力を使って騒いで良い時ではないと思います。中には暴動を起こす人もいるかもしれません。

異常な人が多い世の中ですから。チャリティーになるならと駆けつけた人が怪我をする可能性、危険性も0ではないと思います。」

こんなファンの声があるのも事実です。

パフォーマー、主催者、当事者が一番わかっていることであって…

その中でも、悩みに悩んだ末に

「元気な人間から、元気でいないで、だれが元気になるんだ!」と

うずくまっていた心を奮い立たせているのです。

私はその意見に賛同します。

元気に生きてる人間は、元気に生き続けなければなりません。

その元気で周りの人々を元気にしなければ!

2011/03/22 03:52 | uika | No Comments