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わたしのメンタルトレーニングは最初はモントリオールオリンピックの射撃の金メダリストのラニーバッシャムさんのメンタル・マネジメントから始まりました。
射撃はメンタルの要素が多く、オリンピックの2年前の世界選手権でバッシャム氏は優勝候補でありながら敗れたそうです。そこでメンタルに興味を持ち、自分独自の理論を創りマネジメントするようになり見事金メダルをゲットすることになったのです。
彼のマネジメント理論はセルフイメージが中心で、心の揺らぎに関してのメソッドです。この揺らぎがパフォーマンスの揺らぎに直結するので、セルフイメージを如何に大きく安定させるかというのがポイントになります。したがって、私のメントレの考えを最初に執筆したスラムダンク勝利学にはこのセルフイメージ論を中心に語られています。
その後、メンタルは揺らぎだけではなく囚われの要素もあると気づき、セルフコンセプトという心理学の概念に出会いました。思い込みや固定概念のことです。実はこの心の囚われの状態を克服していかないと本当の意味でパフォーマンスを発揮できないのです。囚われずの状態をセルフコンセプトの柔軟性として表現し、その重要性を私のメントレで取り入れるようになりました。
メントレをはじめたのが16年ほど前。セルフイメージだけでなくセルフコンセプトも取り入れるようになったのが9年年ほど前になります。この揺らぎと囚われの両方を同時に表現できる概念はないかと模索していたところ、8年ほど前にチクセントミハイ博士のフロー理論に出会ったのです。これだとひらめき、以後わたしのメントレの中心は揺らがず・囚われずのフロー状態になりました。
しかし、厳密にはチクセントミハイ博士のフロー状態はゾーンに近い状態ですが、私がメントレで目指しているのはもう少しライトな感じの心で、今に至ります。
メントレも進化しているので今後も楽しみにしていただきたいと思います。
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