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2014/05/16

皆さん、おはようございます。

さて、ここでは一応、美味しんぼ愛読者として、
作者の雁屋氏のしたことは何だったと考えているか、
私なりにわかりやすく表現してみましょう。

これまで彼は、極めて極左傾向があり、
・・・まあ私もレフトな口ですから、違和感はありません・・・
原発推進に対して物申してきた人です。
天皇制にもノーを言ってきた人。
まあ、私と似通ってますから、それはよろしい。

福島の真実、というシリーズは、
既に単行本化されていて、それが福島の真実1です。
次に出されるのは福島の真実2であり、
そのあたりに、山岡士郎と海原雄山との和解がくるんでしょうかね。
次のスピリッツで福島は終わりだそうですから、
せいぜいが3巻で完結するものでしょう。

震災以降、彼が書いてきたことといえば、
「だから言わんこっちゃない。政府と東電、どう落とし前つけんねん?」
というところに尽きます。
これは、今に至るまでぶれていない、雁屋氏の姿勢です。

ただ、福島については、その主張を強調するために、
福島可哀想、政府と東電いじめっ子、という構図を作る必要があり、
そのために、偏った取材情報を誇張してぶち上げる、
という手法をとっていると。
ところが、「福島、こんなに可哀想!」と言ってるその内容が、
当の福島県民からも反感を買っている、
というのが状況かと。
「おいおい、そこまでえらいことにはなってまへんがな。」
というやつですな。
被害状況の強調のはずが、
差別にも解釈できることになってしまっている、
という話なのです。

それに対する是非は、この際問わぬことにします。
しかし、そこまでは理解した上で、
是非を論じてもらいたいとは思いますね。

2014/05/16 02:07 | bonchi | No Comments