誰しもがそうですが、ニュースを見るたび現実の厳しさを突きつけられます。
うちの家族も、なるべくTVニュースをつけないようにしているようです。
行方不明者の捜索もさることながら、長引く避難生活に対する援助が大切な時期になりました。TVで見ましたが透析のチューブも底を付きかけている病院もあるとのこと。
しかし、今回は運ぶための動脈が寸断しているので中々難しい状況ですね。
聞いたところによると、被災地にガスコンロを送るといって沢山買われていた人もいたようですが、これも届ける確実な方法がないでしょう。
首都が電気の供給の危機に見舞われ、日本を支える経済活動も停滞せざるを得ません。
遠く離れた北海道でも、消費に異変が起きています。
昨日、ホーマックに行ったら、電池が大変売れていたようですし、ガソリンを早めに満タンにする人もいるようです。
ダイエーではトイレットペーパーがありませんでした。
皆さん、冷静に冷静に・・・・・・
僕は特別なにもしていませんが、なんとなく節電に気を使っています。北海道で節電して震災地域への配慮にはならないのですが、そういう気持ちになりますね。
義援金も少ないですが、送らせていただきました。
心配は募るばかりですが、本当の試練はこれからかもしれません。
日本は、敗戦の焼け野原から見事に復興した国です。
「がんばれ、ニッポン!」です。
ところで、
我々のNPO団体ではレスキュー部門もありますが、遠くはなれた大規模な被災地に行って活動できる基盤まで確立されていません。お役に立ちたい気持ちはあるのですが、今回のような現場ででは我々の団体では無理でした。
道内では、一部津波で押し流された船の撤去が始まったようです。
一歩一歩進むことが、全体の支えになると信じています。
震災は不幸なことですが、人々は徐々に受け入れるべきは受け入れ、復興に一歩踏み出しつつあるようです。県外の移転も含めて早く日常の生活を取り戻してほしいものです。
また、
震災と計画停電は経済生活にも重大な影響を与えています。
交通網の寸断で、動物用の医薬品の供給もままならず、ストックも減り、家畜診療所においても医薬品の影響が出始めていますが、人間の医薬品が足りないなかで、節約にも限界もあるのですが、なんとか乗り切る知恵が必要です。
停電も酪農、畜産現場にも多大な影響を与えます。
酪農では
・搾乳ができない
・生乳の冷却保存ができない
・集乳ができない
肉牛では
・食肉センターでの処理、保存ができない
・子牛の保温用ランプが使えない
養豚
・子豚の保温ができない
・食肉センターでの処理、保存ができない
そのほか
・バーンクリーナー、スクレーパーが使えない
・サイレージやTMR飼料調整ができない
・自動給仕器が使えない
・動物用飼料が確保できない
いろいろ影響があります。
一刻も早い回復が必要です。
長島さんも応援のため、十分に利かない手を使って一生懸命書いてくれましたね!
「がんばれ東北!」
「がんばれ日本!」