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2014/04/29
連日の好天により北海道の南の地方ではやっとサクラが開花し、
北の地に生活する者に確かな春を告げた。
先日、所用で地方に出かけた際に立ち寄った渡り鳥の飛来地では、
北へ帰る途中のマガンが集結していた。
一年ぶりに聞く彼らの賑やかな声は、懐かしく、躍動する春を強く
実感するものだ。
落日と共に方方に散っていたマガンが次々と大きな編隊を組んでねぐら
である沼へと帰ってくる。
その数は実に4万羽。
彼らはまもなく遥か北の彼方シベリアまで帰ってゆく。
壮大な旅の途上に見る景色はどんなに素晴らしいだろう。
彼らにしか見ることのできない景色に思いを馳せながら、ファインダー
の中に映る優雅な舞にシャッターを切る。
「渡り鳥」という誰もが知る身近な存在も、自分にとっては人間
とは違う時空に生きる不思議な生き物。
「自然」に魅力を感じる瞬間とは、未知の世界が持つ不思議さを
実感する時でもある。
2014/04/29 12:28 | yamada | No Comments