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一週間前の週末に、別の団体の『魔笛』裏方に入らせていただきました。
主に中割の幕引きです
楽譜を見ながら…音楽を追いながら
舞台しもてから、譜面台を立て譜面灯で照らしながら。
音楽のタイミングで開いたり閉じたり。
シーンごとや場面転換のために開け閉め
他には曲の途中で
夜の女王が現れて星や月が輝くために視界が広がる…
雷がなって闇があけ、喚起する童子たちが現れるために…
次のステージに向かう王子と試練に合格しなかった鳥刺しの立つ時空が歪み2人が離ればなれになる様子をわかりやすくするために中割を使いました。
全ての音楽が頭に入ってる作品だから、メロディとともに、ゆっくり、もしくは一気に開ける
3段階で閉じてゆくなどのスピード調整ができました。
あとは他の幕を上げ下ろしするスタッフのかたにキューを出したり合唱団に入りを促したり。
それは元々舞台監督のお仕事なのですが。
裏方のお仕事をすると、上演のために歌い手と同等に気を張り続け舞台上の状態やオーケストラピットの音楽進行状況を気遣うことを実感します。
まして、場当たりやゲネプロで再開時間を
、例えばスタッフや合唱の都合や、タイムテーブルより場当たりの終了時間をおしてしまってるから休憩なしでゲネを開始します!と通達した直後に
「ソリストのことも考えてよ!」とこぼした方がおられましたが
スタジオ稽古でできないことをゲネプロで初めてセットや幕、照明、音響を試すことだってあるので、スタッフ側としては「当日本番中の進行がうまくいくために時間をたっぷり使わせてよ!」と感じます。
ホールをリハーサルとして使える時間は無限にあるわけではなく、もしかしたら退館時間になって最後までゲネプロができない恐れだってあります。
話が変わりますが、舞台袖は、演者の方々のスイッチオンオフの瞬間をみられるので大好きです。