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もう1週間ほど前の話になりますが、雑誌「小悪魔ageha」などを出版している会社が事業を停止したことが報じられました。
▼「小悪魔ageha」発行元事業停止 専属モデルら戸惑い
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/04/17/kiji/K20140417007991150.html
このニュースは世の嬢たちを震撼させ、わたしもすごくショックだったので、今回はこのニュースと雑誌の話などさせていただきたいと思います。
以前も書いたような気がしますが、「ageha」は初めてのお水業界ライフスタイルとして創刊した雑誌です。今までもキャバ嬢を扱った雑誌はありましたが、それは男性目線のものばかり。この雑誌のように登場している読者モデルもほぼ全員が嬢、あるいは元嬢という雑誌は例になく、キャバクラのなかの人が業界の中で働く女の子のために作った雑誌、というのは今までにないコンセプトで、だからこそ世の嬢、および嬢に憧れる女の子たちから熱狂的な支持を受けました。
読んだことのない方のためにかいつまんで説明しますと、内容としては女の子達のファッション誌の体裁でありながら、実録メイク講座や嬢たちの苦労話やサクセスストーリーを網羅。それらのライフヒストリーはほとんどが口語で書かれ、モデルの皆さんを身近に感じるとともに同じ仕事をする仲間として共感を得やすいつくりになっていたことが特徴です。
というわけで嬢たちから当初熱いラブコールを得、その後姉妹誌の「姉ageha」やママギャル誌「I LOVE mama」などを立て続けに発行。ギャルメイクなどを学ぶには好適書だったのでわたしも結構愛読して毎号とはいわないまでもよく買っておりました(参考書として)。
だって、世の中にこういう雑誌はなかったのです。
お水の世界にもトレンドはあります。人気のある嬢モデルがその発信源で、例えば今はデザイナーとして活躍される武藤静香さんが現役のころは静香さんのコピーあるいは劣化コピーが各店に1人は常駐。わたしはスレンダーで美しいストレートの静香さんの真似はできなかったものの、メイクだけでも…と一人雑誌を開いて深夜メイク練習に励んだり、紹介されたドレスサイトを眺めてうっとりと眺めたり、と憧れていたものです。
出版会社のリリースはまだ見れておりませんが、事業停止ということはよくて休刊になるのでしょうか。嬢の女の子達の内面に光を当てたこの雑誌の復活を心から祈りつつ、今後の動向にも注目していきたいと思います。