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2014/03/18
先月、七里圭監督の「眠り姫」をみた。見たことは確かだが、音は檜垣智也氏の
演奏でアクースモニウム(多次元立体音響装置)で聴いた。
檜垣智也氏は大学時代の先生で、「どうしても、この音の芸術を習いたい」と
志願し、子弟関係となった。
その頃の私は、電子音楽というものがよくわからない、何も知らないというほうがあっている
ようなそんな感じだったが、知らないこそ、こんなに興味を持ち、この電子音楽の世界に
足を踏み込んだのかもしれない。
現在、先生はあちこちの大学で電子音響を教え、アクースマティック発祥の地、フランスでも
教鞭をとっている。関西では「電子音楽のスタディーズ」というセミナを開催し、
大活躍をしている。
私が檜垣氏に習い始めたころは、関西での活動が主だったが東京や博多での活動を広げている。
檜垣氏のアクースモニウムでの演奏のときは、会場に人が入れないほどの盛況ぶりだ。
それだけたくさんの人が電子音楽を徐々に受け入れその演奏方法に興味を持つように
なったということだろう。
私が卒業してから4年の月日が経とうとしている。
アクースマティック(音の芸術)やアクースモニウム(電子音響立体装置)という
言葉が皆に浸透してきている。
数年たった今でも檜垣智也氏に電子音響音楽を教えていただき、
大変、感謝している。
それは、音楽の幅が広がったこと。
そして、目標を持たせてくれたこと。
最後に、何事にもあきらめないことを教えてもらったこと。
2014/03/18 12:12 | shiho | No Comments