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2014/03/07
北海道東部、夜明けに外に出ると暴風雪となっていた。
やはり予報どおりの天気だ。
湖畔からは時折風の中からハクチョウ達の声が聞こえてくる。
今日はあえて暴風雪の中の彼らの姿を捉えたいと思っていた。
手袋を通して入ってくる風は凍傷を招くほどに冷たく、1分間とカメラ
を構えていられない。
風上に手をかざしながら結氷した湖の先を見るとポツポツとなにやら塊が見えた。
望遠レンズを付けたカメラが風の抵抗を受け、うまく支えられない。
体ごと飛ばされそうになりながら、どんなふうに写っているかも分からず必死に何度も
シャッターを切る。
強風と寒さに耐え、1時間。
できる限り彼らの姿を撮影したが、これ以上は限界だった。
写真はこの時のもの。
厳しい嵐をじっと耐え忍ぶハクチョウの姿が表現できた。
2014/03/07 07:33 | yamada | No Comments