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この町のシンボルである大きな時計を見にやって来た。
私がここに着いたと同時に、時計は11時11分になった。
こういうのって何だか嬉しいものだ。
特に何かあるわけではないのだけどね。
私は少し時計を見つめていた。
すると後ろからおじさんが声をかけてきた。
『やはり、11時11分は何時見ても美しいね〜。何かこうシャキッとするでしょ?』
たしかに美しい。
私はそうですね〜っと適当な返事をした。
『おっと、私は大谷と申します。ここで一時間ごとに笛を吹いて、町の人達に時をつげる仕事をしています。
時計の事なら何でも聞いてくださいよ!』
正直、時計の何を聞いていいのかが解らないが、このまま立ち去るのも申し訳ない。
私は見て嬉しい気持ちになるオススメの時間を尋ねた。
『皆さん、それを聞きたがるんですよ〜何せ私一日中この時計を見てますからね。じゃあベスト10を発表しましょうか?』
私はベスト3で良いと伝えた。
『えっ?じゃあお急ぎのようですし、3位から発表します!』
すると大谷さんは口でドラムロールを奏で始めた。
『第3位は!12時34分です。これは単純に1234と数字が並ぶと、おっ!!ってなりますからね〜。
意外と見落としがちな時間で通の間では人気です。』
どうだろう・・
『続いて第2位は、今見てもらった11時11分。4つ同じ数字が揃うのはこの時間だけ!貴重な時間です!』
まぁたしかに・・
『そして1位は・・・あなた誕生日はいつ?』
9月25日ですが・・
『1位は!!9時25分です!!やはり自分の誕生日と同じ数字が並ぶと嬉しさも倍増!!
ちなみに私は3月3日生まれなので、3時03分が一位です!!』
・・・
『次ワースト3聞きます?』